人事担当者の不在により、会社から退職代行サービスSARABAに連絡がつかなくて2日間のロスが確定しました。
会社を辞める決意が出来てからすぐに退職代行サービスへ連絡していて、早く解決したい気持ちで”そわそわ”しています。
しかし事前準備をせず、いきなり退職代行サービスに飛び付いてしまったことは正直言って後悔しました。
これから退職代行サービスを利用しようとお考えの方には後悔して欲しくはないので、退職代行サービスに連絡をする前にするべきことをご説明します。
退職代行サービスを利用する前にするべこと
退職に必要な書類の確認
退職代行SARABAが会社に退職したい旨を伝えたので、もう会社に顔を出すことができません。
会社へ聞いて欲しいことや伝えて欲しいことは最初に要望書を書いてSARABAに提出するのですが、実行してもらう前に自分で確認した方が良かったかなと思いました。
というのも、要望書に書いたことが会社に上手く伝わらなくて、退職に必要な書類が届かない恐れも考えられます。
退職するにあたって離職票や年金関連、社会保険関連などの必要な書類がたくさんあり、SARABAと契約する前に退職時に必要な書類を確認しておくべきだったと少し後悔。
必要な私物は事前に持ち帰る
『必要な私物以外は処分してかまわない』と要望書に書きました。
しかし自分のロッカーやデスクに何が置いてあったか全ては覚えていません。後になって必要な物を思い出しても、すでに処分されているかもしれません。
そして必要な物(私物)は着払いで送ってくる可能性があって送料が必要。荷物が多いと送料が高くなってしまうので、代行サービスに連絡する前に必要な私物は持ち帰るべきです。
有給休暇を使える日数を正確に把握しておく
転職先が決まっている人や入社したての方にはあまり関係ない話ですが、有給休暇がたくさん残っている方は、事前に有給休暇で休める日数を調べておくべきです。
退職日がいつになるのか把握してことで今後の予定が立てやすく、有給休暇を一日でも多く取得できる。
有給休暇を使える日数に合わせて退職日を決めると、無駄なく出勤扱いで休むことができます。
退職日をいつにするか先に決めておく
退職日を月末最終日にするか、月の途中(一日前)にするかで社会保険料を納める金額が変わります。先に決めておくと、今後の計画が立てやすくなりますね。
「社会保険の資格喪失日=退職日の翌日」で、翌月の給与から社会保険料が天引きされるルール。そして社会保険には日割り計算がありません。
退職日を月末最終日にすると翌月分の社会保険料も支払い対象。つまり、月初1日に社会保険の資格を喪失すると、1ヶ月分の社会保険料が発生します。
例えば2月28日を退職日にすると資格喪失日が3月1日になって、4月の給与から3月分が支払われます。退職すると4月分の給与がないので、2月と3月の「社会保険料2か月分」が3月の給与(有給取得分)からの天引きです。
月末最終日以外を退職日とすることで、1か月分の社会保険料だけで済むため最後の手取りが増えます。
ただし、会社が保険料を半分負担してくれているのと、「国民健康保険」や「国民年金」は退職後に自分で納めます。
すぐに再就職したり扶養に入る人以外は、月末最終日を退職日にすると僅かですが金銭的に得をするケースもあるため要検討です。
相談と退職する告知を同僚にしておく
上司のパワハラには耐えかねないけれど同僚は無害で信用できる。
このようなケースは事前に「退職代行サービスを利用して退職すること」を同僚に告知するべきだと考えます。
その理由は突然仕事を休むと同僚に仕事の負担が掛かるためです。事前に告知をすることで、仕事の予定が調整できたり負担を軽減することができます。
上司のことは憎く思っているので「会社はどうなっても良い」ですが、同僚に負担を掛けてしまったことは申し訳なく思います。
さいごに
退職代行サービスを利用しようとお考えの方は、”こっそり”と退職する準備をしておくことをおすすめします。
退職代行サービスが動いてしまうと、自分から会社に出向いたり連絡することができなくなってしまうからです。
会社を突然辞めたことに関して後悔をしていませんが、僕のように物や人間関係を失ってしまう後悔はしないようにお気を付けください。