タイヤの購入と交換予約をネットで一度にできるタイヤフッド(TIREHOOD)。
オートバックスグループとの業務提携により、タイヤフッドでタイヤ・ホイールを購入後、全国のオートバックス店舗でのタイヤ交換(取り付け)が可能となりました。
そこで気になるのが「オートバックス店舗で直接タイヤを購入・交換」するのと「タイヤフッド経由でタイヤを購入⇒配送⇒オートバックスで交換」はどちらが良いのか?
- 価格
- サービス内容
- アフターサービス
- メリット・デメリット(違い)
上記についてオートバックス店舗でも確認してきましたので解説していきます。タイヤ交換の時期が近い方、長距離を走る前の予防整備としてご参考にどうぞ。
オートバックスとタイヤフッドで買うタイヤの価格差・サービスの違い
オートバックスのタイヤ価格(一例)
まずは、オートバックスの店頭に並んでいた一般的な乗用車サイズの「195/65R15 91S」のセール特価を見てみます。
※上に貼っている札が特価
※工賃・他部品・オプションは通常価格
メーカー | ブリヂストン |
タイヤ銘柄 | ネクストリー |
サイズ | 195/65R15 91S |
4本価格(10%税込) | 48,180円 |
1本価格(10%税込) | 12,045円 |
15インチタイヤ交換工賃 | 1,650円(アルミホイール1本あたり)×4=6,600円 |
ゴムバルブ | 550円×4=2,200円 |
タイヤ処分料 | 330円×4=1,320円 |
4本交換工賃計 | 10,120円 |
タイヤ4本交換合計 | 58,300円 |
工賃・ゴムバルブ・タイヤ処分料を含めても6万円弱ですので、ディーラーでタイヤ交換をするよりも安いです。
タイヤ本体だけで考えると、セール期間中ということもあり「15,510円×4=通常62,040円」⇒「12,045円×4=特価48,180円」でかなり安くなっています。
ただし、オートバックスで購入するパンク補償は有料オプションのため、上記金額には含まれていません。必要な方は「1台で+6,600円」の費用をお支払いします。
タイヤフッドのタイヤ価格(一例)
メーカー | ブリヂストン |
タイヤ銘柄 | ネクストリー |
サイズ | 195/65R15 91S |
4本価格(10%税込) | 29,040円 |
1本価格(10%税込) | 7,260円 |
送料 | 1本1,100円×4=4,400円 |
15インチタイヤ交換工賃 | 10,560円(4本合計) |
ゴムバルブ | 0円(交換料金に含む) |
タイヤ処分料 | 0円(交換料金に含む) |
4本交換工賃計 | 10,560円 |
タイヤ4本交換合計(送料込み) | 44,000円 |
タイヤフッドは取り付け店舗または自宅まで届けてもらうのに1本あたり1,100円の送料が必要です。とはいえ、送料が入っても1本あたりのタイヤ価格はオートバックスよりもだいぶ安いですね…。
※沖縄・離島は追加送料が必要
タイヤフッドでは原則として製造から2年(104週)以内の商品を供給しているとのこと。2年以内ならまったく問題のない許容範囲ですが、可能な限り新しいタイヤが欲しいという方には少し注意です。
しかも、ゴムバルブ交換料・廃タイヤ処分料、オートバックスのお店に交換を依頼するなら窒素ガスの充てん(4本2,200円)も基本の作業内容に含まれています。
また、タイヤフッドは6ヶ月タイヤパンク補償がすべての購入者に無料で付いてくるんですよ。期間は短めですが、買ってすぐダメになっても悔しい思いはしません。
オートバックスとタイヤフッドでタイヤ交換単体の価格を比べると14,300円も差がありました。窒素ガス充填とパンク補償も含めると費用面ではもっと差が出ますね。
業務提携を通じて「オートバックスへ来店してもらう機会を得る」という狙いがあると思いますが、同じ整備士に作業してもらうなら、ここまで価格差があると“総額優先の方”はタイヤフッド経由での交換を選ばない理由はないです。
>>ブリヂストン ネクストリー 195/65R15 91S(タイヤフッド商品ぺージ)
一部セール品はオートバックスで超特価になっている可能性も
オートバックス会員になっていると定期的にDM(セールチラシ)が郵送され、期間中の目玉商品は会員限定で表示価格から30%オフ+サイズに応じて還元割引などを実施していることもあります。
※ここまででご説明したネクストリーはセット特価なので会員限定特典対象外です
タイヤの種類によってはタイヤフッドで注文するよりもオートバックスで直接購入・交換をする方が安いことも考えられ、比較・検討は今まで通り必要です。
狙っていたタイヤが本当に安くなっていればそれで良いですし、対象外で関係なかったならば「客引き用の特価セール」にまんまと乗せられた形になります。
他社テレビCMで「タイヤ超特価〇〇万円」と謳っていても、実は軽自動車用の小さいタイヤだったといった…ということが昔からよくあるので、どのタイヤが対象でどれくらい安くなるのか?はよく確認してくださいね。
ちなみにオートバックス会員はお支払額に応じて「200円につき1ポイント~100円につき2ポイント」のTポイントが貯まります。タイヤフッドにポイントサービスはありません。
※PayPay残高払いはOK
会員ランクアップ点数の対象(タイヤ1本100点の評価)になったりエンジンオイル交換基本工賃無料などの特典がたくさんあるので、オートバックスを利用するなら会員カードは必須級です。
タイヤ購入の還元ポイントとしては微妙ですが…他社で貯めたTポイントも合わせて使えるので、すごく貯まっている人はポイント消費で出費が少なくなります。
デメリット:ネット購入はアフターサービスを受けるまでの手間が多い
オートバックスの店員さんによると、タイヤフッドを経由したタイヤ交換は「ネット購入の部品持ち込み扱い」になるそうです。
そのため、交換作業はオートバックスが責任をもって対応しますが、費用・品質・アフターサービスなどについては依頼者自身で購入元に相談しなければなりません。
とにかく安くタイヤを交換したいという人にはタイヤフッドを利用する多くのメリットを感じられるはずです。よく分からないからすべてをお任せしたいという人にはデメリット。
例えば、パンク保証 のアフターサービスを利用して交換申請をする場合は以下4点の写真が必要となります。
- タイヤの残り溝
- タイヤの損傷部分
- 商品名・タイヤサイズ(側面に打刻)
- パンクした車(ナンバーがわかるもの)
車に詳しい人にとっては難しい話ではないのですが、詳しくない人にとっては難問かもしれません。
それにお仕事や家事で忙しくてタイヤにかまっている暇はないという人も多く、オートバックスにしてもディーラーにしても、お店に直接依頼していると「パンクしたから見てください」の一言ですべてが解決。
審査を待ったり、その後の指示を受ける連絡のやり取りもご自身でする必要はありません。
総額は高め(通常価格)になる代わりにお願いしたことは全部やってくれるのが実店舗。自分で動くので安くなるのがネット購入。
セルフサービスの飲食店や最近流行りのネット契約専門の格安スマホも同じですよね。タイヤ購入も利用者の都合に合わせた選択ができる営業形態の住み分けになっています。
店舗・ネット購入の利用しやすい方を選択しましょう。
さいごに
余談ですが、少し前に読んだ本に「自動車メーカー(例えばトヨタ)のライバルを思い浮かべてください」という問いがありました。あなたは何を思い浮かべますか?
マーケティング的な正解は…
- 他社自動車メーカー
(ホンダ・スバル・日産など) - 移動手段すべて
(航空機・鉄道・タクシー・レンタカー・自転車など) - インターネットサービス
(ウェブ会議・フードデリバリー・通販全般など)
です。
Zoomのウェブ会議を活用すれば「店長が集まって会議!」で社用車を走らせなくなりますし、ウーバーイーツのようなフードデリバリーを利用するとドライブスルーのマクドナルドまで車を走らせなくなります。
「視野を広く持ちましょう」ということなんですけど、車に乗らない=タイヤが擦り減らないんですよね。
昨日行ったオートバックスではタイヤ・ホイールがあったブースを無くして、代わりにキャンプ用品(車と関係がないテントや鍋まで)を大々的に展示していました。
最近の車は壊れにくい・カスタムする人が少なくなった・ネットでも買えるなどなど…カー用品店は大変だと思います。
そんな下火とも言える車業界で、「タイヤ販売+タイヤ交換で大きく儲ける」よりも「人件費のみのタイヤ交換で数を稼ぐ」に時代の流れでシフトしたのかもしれません。違ったらごめんなさい。
消費者としてはある意味、“選べる良い時代”になりました。
総額を取るか、サービス内容を取るか。納得のタイヤ交換をして安心のドライブに出かけましょう。
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