当たるまでに大金がかかるし、当たっても少ししか出ない。負け過ぎでどう考えても無理。1日を無駄に過ごした。このままじゃ人生おかしくなる。でも、やめたいのにやめられない。
このようなお悩みを解決に導きます。
この記事を書いている僕は元スロッカスでした。今は完全に自分をコントロールできているので、まったく行きたいと思いません。
過去は空き時間や仕事終わり、休日はもれなくパチ屋に直行。少ない給料なのに“じゃぶじゃぶ”サンドにお金を入れて、15年くらいは無駄な時間を過ごしました。
“じゃぶじゃぶ”って言うと昔の「ジャブジャブビート」を思い出しますが、始まりは4号機の「初代北斗の拳」です。
いわゆる「北斗世代」ってやつで、バトルで次のラウンドに行く時に「ピキーン!ドゴーン!(ピキドゴ)」って鳴らすと舌打ちをされた時代。
バトル前のパートでレア役を引くと、リールを止めるまで「あたたたたたたたた!」ってケンちゃんが言い続けて睨まれる人もいましたね。
このまま語ると話が脱線しまくるので、ちょいちょい小話として挟みながら、パチスロをやめる方法を数記事に渡って【パチスロやめたい講座】としてお伝えします。
ところどころ精神論的なことも書いていますが、本気でやめたい人だけ続きを読んでください。
もしパチスロをやらない人が読んでいたら「始めてはいけない遊び」として感じていただければと思います。
パチスロがやめれないのは依存症だから
まずはこのグラフを見てください。
遊戯協会データブックに掲載されている「パチンコ・パチスロ依存問題電話相談件数」の推移です。
2016年からめちゃくちゃ急上昇しています。「2017年って何があっただろう?」と調べてみると、2017年10月以降の新規設置が5.9号機(規制)になった時期です。
みんなパチンコ・パチスロから離れている
- まどマギA
- ブラックラグーン3
- ゴッドイーター2
- 戦コレ3
※10月は導入無し
- シンデレラブレード3
- 地獄少女 宵伽
- 北斗の拳 新伝説創造
- バイオハザード リベレーションズ
- アクエリオンEVOL
- 獣王 王者の覚醒
- リング 終焉ノ刻
- アカギ-闇に降り立った天才-
- モンキーターン3
全部書き出していると終わらないので、「主な台」というよりも、打ったことがあってよく覚えている台ばかりを書き出してみました。
打ってみた当時の感想を一言で表すと「キツくね?」です。
出る時は出ますけど、チャンスゾーンのチャンスゾーンみたいなのが乱立していた頃だったと思います。
アカギで例えると「起承転決」の「決戦」までやっとこさ到達して敗北。は?みたいな。
アカギが全然出てこないまま、いつの間にかすっごいお金がなくなるあの流れ。「決戦までいったら当たりでええやん…」くらいの感覚です。
上のグラフをもう一度見ていただきたいのですが、2016年から2017年にかけてが急上昇しています。さらに2018年はもっと電話の相談件数が増えていますね。
自分ではどうにもできないから、わざわざ電話相談をしてまでやめたいと思う人って「よっぽどな人」だと思います。
そんな人も含めて「勝てない」と悟った人が多くて、この時期からやめる人が急増しました。
負け過ぎている人は依存症だと自覚せよ
酷い言い方をしますが、今スロットを打ち続けている人は明らかに依存症。
負け過ぎているのに勝てた頃の思い出がいつまでも残っていて「もう一度奇跡が起きる」という妄想を持ち続けています。
しかし、そんな奇跡が起きる確率は果てしなく0%。なぜなら規制で射幸心を煽ることを禁止していて、イベントは出来ませんし出玉スピードは遅く、さらに上限付き。
昔は小さなお店のイベントでも数百人規模で並んでいましたが、こんな状態になってから客離れが加速して、儲かっているパチ屋が少なくなりました。
昨今、倒産する店舗(企業)が続々と出てくるような状況でパチ屋は「出す体力がない」のです。
島(台の列)を見回しても、上げ底しているドル箱にメダルが入っている人すらほとんどいません。万枚なんて夢のお話で、高設定なんて都市伝説。
昔はよくイベントで「アンコウ(6)の札」が刺さっていました。今のパチ屋はほとんどの日がベタピン(設定1)。打てば打つほど負け続けます。
まずは依存症を自覚することがパチンコ・パチスロをやめる第一歩。やめたいと思う人は自覚してから徐々に普通の生活に戻しましょう。
パチスロをやめたい時は金銭感覚を取り戻すことが先決
パチスロを趣味にしていると金銭感覚がおかしくなります。
サンドに万札を入れて、玉貸ボタンを押すと50枚のコイン(1,000円分)が出てくる。6号機時代のベースで50Gくらいでしょうか?
5号機時代でも30G回せたらいいくらい。もし1,000円30Gのペースで30分間1度も当たらなければ10,000円が無くなると思います。
ハッキリ言って異常なお遊びですね。汗水働いたお金をパチ屋に貢ぐなんてことはやめましょう。
今は金銭感覚がおかしく、正常に戻すことが先決です。
お金を使う感覚を取り戻す
当たり前ですが、ダイソーで商品を5個買うと550円(税込)。5個中2つは子供用のおもちゃとして買いました。
安っすい110円のおもちゃで「わ~い!」って喜ばせてあげれるなんて幸せなことですよ。
※するめは自分で食べたかったから買いました。
では、これはどうでしょう?
昨日は忙しくて、ケンタッキーの「和風チキンカツサンド(ランチセット約600円)」を買って帰りました。
お伝えしたいことは「美味しいものがたった600円で食べれた」ではありません。「お昼ご飯に600円も使って贅沢をしてしまった」です。
パチンコやパチスロで破滅した人をたくさん知っているのですが、ほとんどの人がお金にルーズ。
毎日のように外食、毎食のようにコンビニでお弁当を買う、自動販売機で缶コーヒーを買う、そしてパチ屋に行って負けての繰り返し…。
それでいて服や日用品は後回しになって買わない。こんなのお金がなくなるのは当たり前です。
まずはお金の大切さ、つまり金銭感覚を正常に取り戻すところから始めないと、いつまで経ってもサンドにお金を入れ続ける癖が治りません。
対策:節約志向になる
まず簡単な対策としてはコンビニを使わずスーパーで買い物してみるのがいいですよ。
ペットボトルのジュースなんて毎日70~90円で売っていて、食品を1,000円分を買うと「こんなにもたくさん買えた」という感覚になると思います。
そこからペットボトルはやめてマイボトルに変更するとより良いです。あと、スマホを持っていればできる「キャッシュレス決済」を使っていますか?
たくさん種類があるので、1つだけ有名なところの名前を出すと「ペイペイ」が人気ですね。
コンビニより安いスーパーでも使えて、なおかつポイント還元付き。お店によってはタイアップをしていて、ペイペイ払いで値引きをしている時もあります。
まだ使ったことがない人がいたら面倒くさがらずに使う方が良いですよ。
お金の管理が明確になって節約志向になりますから。もちろんダウンロード・利用手数料は無料です。
こういった小さなことから始めていくと、パチンコ・パチスロにお金を入れる行為が勿体なくなってきます。
1,000円で美味しいお肉やお菓子が買えた。欲しかった化粧品が買えた。新しい服が買えた。ごく普通の感覚を戻しましょう。
さいごに
パチ屋に行かないとお金の貯まり方が全然違います。
少なく見積もって、ひと月50,000円も負けていたら1年で60万円も余裕ができるので、生活レベルとしては格段に良くなりますよね。
パチンコ・パチスロをやめたい時に、まずは金銭感覚を正常に戻すことから始めてください。
いきなり大きな目標を掲げてしまうと、ダイエットみたいにリバウンドをしてしまいます。最初は小さな目標で。
まずは3日間だけパチンコ・パチスロのことから離れてください。本気でやめたいのであればできるはず。
次回は空き時間にできる別の趣味をご提案します。