今回は「PULUZ撮影ボックス」をレビューします。
ブログ用によく小物の写真撮影をするのですが、お世辞にも上手いとは言えないので、少しでも見栄えよくするために購入しました。
撮影ボックスがあるとスマホでも簡単にプロっぽい写真を撮ることが可能です。ブログ用以外にもオークションやフリマで出品する時に、キレイな写真ならより訴求できて重宝します。
「PULUZ撮影ボックス」の内容物や実際に撮影してみた感想をお伝えできればと思います。
PULUZ 撮影ボックスの内容物と商品特徴について
PULUZ撮影ボックスの内容物と商品の特徴をご説明します。

内容物
- 収納バッグ
- 本体(LED付)
- 取扱い説明書(英語)
- USBケーブル
- 背景布(6色)
背景布は「緑・黄・白・黒・赤・青」の6色です。
6色あると、だいたいのコンセプトや雰囲気に合わせられると思います。
組み立て方法

組み立てはプレートとプレートの切り欠きを挟み込む方式で簡単です。使わない時は折りたたむことができて省スペースになります。
英語の取扱い説明書に組み立て方法が記載されているのですが、見なくても大丈夫なくらい簡単。4か所の爪と爪を引っかけて止めると完成です。

通販サイトのレビューに収納バッグが小さいと書かれていました。確かに小さくて一度本体を取り出すと、パツパツで入れることが難しい。
本体を収納するというよりも、背景布やUSBケーブルを持ち運ぶ収納バッグとして使った方が良さそうです。
撮影ボックスのサイズと購入価格
撮影ボックスのサイズは24cm×23cm×22cmです。PULUZ撮影ボックスは小型(小物用)なので、もちろん服や大物は入りません。
大きい物は撮影ブースが必要になり値段はピンキリで数万円もしますが、PULUZ撮影ボックスの購入時価格は1280円(税込1,408円)で激安です。
(※最新情報は各通販サイトよりご確認お願いいたします。)
商品特徴

天井に穴が開いていて、フタを開けると真下へ向けて撮影することも可能です。
LEDは天井部分に40灯搭載(20灯×2)。ステー状で前後に配置されているので被写体の影をなくしやすくなります。
PULUZ撮影ボックスはあくまで簡易的な商品ですが、プロが本格的な撮影をする時のように、真上や横から撮影できてソレっぽいです。

上記画像は付属している白色の背景布を使ってLEDを点灯させた状態です。
LEDは白色でまあまあ明かると思います。色温度が6000~6500K(ケルビン)なので、イメージとしては昼光色の蛍光ランプくらいの白さです。

LEDの電源はUSBケーブルで取ります。5V(3.5Wx2)で前後のLEDそれぞれに電気を供給しなければなりません。
ACアダプタ―は付属しておらず別途購入が必要です。
ACアダプターがない場合は、モバイルバッテリーでも代用できます。USBケーブルの長さは約95cmしかなく、延長コードを使わないと机の上で使うには少し短いですね。
PULUZ撮影ボックスで撮影してみた
今回、被写体として使用したのは「カーボン風の小物入れ」「ピアス」「亀のフィギュア」の3種類です。通常通り撮影した写真と撮影ボックスを使用した写真を比較します。
撮影機種はAndroid GalaxyS9+のスマホで何も考えずフラッシュなし・オート任せで撮影しました。画像が大きくなりすぎるのでトリミングだけしています。
画像の加工はしていませんが、画像をブログにアップする際に自動的に圧縮されるので、実際とは見え方が異なるかもしれません。
撮影ボックスなし(小物入れ)

テーブルの上に小物入れを置いてスマホで撮影しました。
まあ普通ですね。全体的に暗くて奥の模様がハッキリと見えません。
撮影ボックスあり(小物入れ)

カーボン風の模様がハッキリと見えるようになりました。ちょっとLEDライトが明るすぎて反射している場所もあります。
並べて見比べると色味は左側の「撮影ボックスなし」の方が人間の目で見たままに近いです。
原因としてはLEDランプの光の強さと白色の背景で色味が飛んでいるのだと思います。
被写体によっては違う色に見えますので、ネットフリマ等で出品する際は気を付けないといけませんね。

ちなみに天井にLEDが配置されているので、PULUZ撮影ボックスは縦長い商品には不向きです。
垂直に立ったフィギュアでは、正面にうまく光が当たらず余計に暗くなってしまいました。上手く撮影するには横からの光源も必要です。
(撮影技術がなくてすいません)
撮影ボックスなし(ピアス)

光沢のある金属製のピアスは黒色の小物入れよりまだ明るく見えます。
適度に光の反射があり、可もなく不可もなくというところでしょうか。
撮影ボックスあり(ピアス)

こちらも微妙ですね。LEDランプの一つ一つがピアスに反射して柄のようになっています。
遠目で見ると陰影がハッキリしていてまだプロっぽいかな?
LEDで明るく照らしているのだけれど、撮影ボックス内にスマホを近づけると自動で光度を下げてしまいます。
やはり全体の色味がちょっと薄くなっていますね。よりプロっぽく見せるには、明るさやコントラスト、色合いなどの画像調整が必要のようです。
撮影ボックスなし(亀のフィギュア)

撮影ボックスなしでは、安っぽい質感が目立ってしまいます。フィギュアの模様やバリの粗さが目立つ。
撮影ボックスあり(亀のフィギュア)

撮影ボックスを使うと細かな点も目視できるようになっていて、質感が良くなったように感じます。
模様が細かく複雑なモノは撮影ボックスを使った方が良さげ。
PULUZ撮影ボックスのLEDで照らすと、何故か出っ歯な亀も貫禄があるように見えます。ただ、やはり色味が違って見えますね…。
上から撮影すると

ボックス上部から撮影するとこのような感じです。上から撮影すると細かい穴がある背景布の模様が余計に気になります。
不織布のような布でシワになりにくいのですが、本格的な撮影する際は別の物に交換した方がよいかもしれませんね。
そもそも布に直置きではなく、台の上に置いた方がキレイに撮影できそうです。写真撮影は本当に奥が深くて一眼レフのカメラが欲しくなってしまいました。
ただ、撮影をしたい物によってはライトの光が当たりにくくなる難点もあり、小物撮影用や初心者でとりあえず撮影ボックスを使ってみたい人向けの商品と感じました。
さいごに
写真で被写体のイメージがだいぶ違ってきます。初心者が気付かないような隠れた技術を使ったり、知識や経験が豊富なプロはやっぱりすごいです。
撮影するモノによっては、PULUZ撮影ボックスを使えば少しでもプロの写真に近づくことができます。素人がまともな写真を撮るには、撮影技術の研究と撮影ボックスが必須です。
正直なところ、小さな簡易ボックスタイプではなく、もう少しお金を出して本格的なライトと背景布を買った方が良いかも。
