初心者でもプロっぽく物撮りをしたい。
自撮り配信用に撮影ライトが欲しい。
このようなお悩みを一挙に解決してくれるのが「ブームスタンド型のリングLED撮影ライト」です。
ブームスタンドとリングLEDライトのセットはありそうでなかった組み合わせで、気軽に注文できるAmazonや楽天市場では取扱いがありません。
今回、上海問屋で見つけた「室内撮影用26cmリングLED付きロングアームポールスタンド」は、ブログに掲載するレビュー画像やフリマアプリの出品画像などの撮影に使える理想のライトです。
物撮りと自撮りで使える撮影ライトの基本情報
対応スマホサイズ | 4.7~6.5インチ程度 |
電源 | USB(5V2A) |
明るさ | 10段階(約160~1600ルーメン) |
色温度 | 3段階(約3500/5000/6500ケルビン) |
重さ | 約2.5kg |
主な材質 | スチール、ABS |
内容物 | 製品本体のみ(台座、支柱(2分割)、アーム、雲台2種、リングLED、ホルダー) 説明書(中国語)、収納バンド |
明るさや色温度を調整できるリモコン付きです。
付属しているスマホホルダーをリング部に装着すると、被写体を照らしながら真正面から撮影可。
台座の鉄板は十分に重さがあり、アーム部を伸縮させてもかなりバランスが取れています。この撮影ライト一台があれば汎用性が高く、様々な場面で活躍できそうです。
撮影ライトの組み立て方
大きさの比較のために15センチ定規を置いてみました(左上)。けっこう大物で中国製ですが、各部品やスチールパイプは意外としっかりしています。
この撮影ライトは簡単な組み立て式で各ネジ部を手で回して接続していきます。
差し込めるところしか差し込めず誰でも簡単に組み立てられます。各部は蝶ネジで固定するので工具は必要ありません。“ぎゅっ”っと手で締め込むだけでOKです。
※締め過ぎ注意
画像3番の「支柱の先端」はネジ山が出たまま蝶ネジで締め付けます。黒色ベースの本体に銀色が剥きだしになるので、見えないように窪みを作ったり穴で塞いだり加工をして欲しかったかな。
画像4番のスマホホルダー下のネジが長く、締め付けても飛び出ているのは仕様とのこと。ここだけが組み立てで分かりにくかったです。
組み立ては簡単で5分以内に終わると思います。台座の裏はウレタンスポンジのような素材が貼り付けていて、滑り止めの効果もあり安定しています。
片付ける時は逆の手順で部品を取り外します。
マジックテープバンドが3本入っていているので、束ねるとクローゼットや押し入れにコンパクトに収納できます。
完成図
組み立てが完成した撮影ライトがこちら。
- リングライトの直径:約26cm
- アーム長さ:約74cm
- ポール高さ:約72.5cm
- 台座長辺:約32.5cm
- 台座短辺:約19.5cm
けっこう大きめで本格的。どちらかと言うと物撮りや自撮りを頻繁にする人向けです。
SNSでフィギュアやミニカーをアップしたり、フリマサイトでよく出品する人はこういった撮影ツールを買い揃えていると簡単に撮影できて作業が捗りますよ。
先端のライト部に雲台(ボールジョイント部)が2つ付いていて、自由自在にリングやスマホの向きを調整できます。
電源の取り方
リモコンが付いた配線の長さは1.5mくらいでUSBに接続します。
バッテリー式や乾電池式ではなくコンセントから電源を取れて便利ですね。
5V2A対応のUSB ACアダプタだけは別途ご用意ください。
アンペア数が足りないと本来の明るさよりも暗くなったり点灯しない恐れがあります。アダプタを持っている人でも対応ボルト・アンペア数は要確認です。
ブームスタンドがあると自由自在に位置調整ができる
小さいブツはブームスタンドを緩めてアームを下げます。
大きい物は高い位置から照らせて、被写体の大きさに関係なく柔軟に対応できちゃいます。
Amazonや楽天市場で売っている撮影ライトは、卓上や横向き用のスタンド式ばかりで真上から照らす商品がありません。
別々に買うと割高です。ブームスタンドタイプのセットは自由自在に照らせる、僕の求めていた撮影ライトだったので購入しました。
撮影ライトを使うと物撮りが簡単キレイになる!
コンセントから電源を取ると電源ボタンが青色LEDでうっすらと光ります。
「+と-」が光度10段階の調整ボタン。「矢印マーク」が3段階の色温度調整ボタンです。
撮影ライトを使っていない場合の物撮りと、使っている場合の物撮りの見え方の違いを比べてみます。
撮影ライトなしで物撮りすると
スマホのカメラを使ってトレーラーの玩具を撮影してみました。
完全にオート任せで撮影ライトを使わない場合は、全体的に暗くて左のトレーラー本体(マック)は帽子が影になって目元が認識しづらいです(F2.4 1/40s 4.30mm ISO320)。
右のスポーツカー(ライトニングマックイーン)の看板も暗く見えて、画像右端はスマホを持った僕の腕で影が入ってしまっています。
次はリングライトを点灯させて撮影してみます。
撮影ライトありで物撮りすると
若干カメラの位置(高さ)が違いますが、「撮影ライトあり」で物撮りをすると全体的に明るくなりました(F2.4 1/60s 4.30mm ISO64)。
トレーラーの目元が明るく確認できるようになったのと、スポーツカーの看板が稲妻のイラスト・「Rust・ezeのマーク」がハッキリと視認できるようになっています。
リングライトが1600ルーメンで十分明るいのですが、スマホカメラがオートで絞ってしまい、もっと明るくみせようと思うと手動設定(プロモード)や一眼レフでの撮影が必要です。
とはいえ、これだけ明るく見えるようになると細かいところまで写真で伝えれますし、ブツの印象も全然違ってきますね。
撮影初心者がスマホで物撮りをするためだけなら満足がいく商品です。
ちなみにリングの間から俯瞰撮影(見下ろし撮影)をすると自分の手が影になりにくく、長方形の印刷物が台形になる歪みが起こりません。
※黒インク部に光が反射しています。もう少し暗くするべきでした。
色温度を変更して撮影すると
リモコンの矢印ボタンを押すと3段階(約3500/5000/6500ケルビン)の色温度が調整できます。
※6500ケルビンはシーリングライトのようなほぼ真っ白
3500ケルビンモードで撮影
「夕方フィルター」をかけたような色合いになりました。
落ち着いた色合いで反射が少なく、こういった写真を無加工で撮影できます。
5000ケルビンモードで撮影
5000ケルビンモードは6500と3500のほぼ中間です。
すこ~しだけ豆電球のような淡いオレンジ色が混じった光源となり、こちらも明るすぎずシャープな印象を抑えることができます。
リング型撮影ライトで自撮りに対応
次は自撮りについてです。
部屋の広さの関係上、アームを斜めにしてぬいぐるみを照らしてみました。リングライトの雲台部分はスリットが入っていて、90度立てて照らすこともできます。
付属しているスマホホルダーを使うと、リング中央から手放しで撮影できて便利。高さ調整や向きも自由に変えられます。
撮影ライトなしで自撮りすると
画像左上方向にシーリングライト(室内灯)があるので右側が影になって暗いです。
ぬいぐるみの毛羽立ちや縫い目がよく見えてしまいます。
撮影ライトありで自撮りすると
全体的に明るくなりました。
明るいライトで顔を照らすと見た目の印象が良く、シミやシワなどの見られたくない部分を光で飛ばして目立たちにくくなります。
このぬいぐるみの目はフェルト布で反射しませんが、リングライトを使うと黒目に輪っかができるメリットもあります。
物撮りと自撮りの両方をする人は、ブームスタンドとリングライトのセットが非常に便利です。
さいごに
ブームスタンドを使った撮影ライトのデメリットとしては、やはり広いスペースが必要になること。自室で出しっぱなしにできればいいですね。
もし「このライトを買ってみようかな。」と思われた方は上海問屋から購入できます。
※昔は楽天市場店がありましたが統合されました(楽天ポイントの使用は継続して対応)
PCやアクセサリー関連も含めて、気になった方は上海問屋をチェックしてみてはいかがでしょうか。
検索窓で「DN-915980」と検索すると商品の詳細ページが見つかります。
>>上海問屋