揚げ物は美味しいのですが油の処理に困りますよね。
固めて捨てるのはもったいないし、そもそも油こしをしてもあまり綺麗にならない。そんな問題を解決してくれるのが「オイルポット(油こし器)のコスロン」です。
コスロンに出会ってから油こしが楽しくなりました。
フィルターを交換してから古油を注ぐだけで簡単ですし、油の再利用ができて経済的です。この記事では、コスロンの詳細と使い方をご説明しています。
コスロンをご存知ですか?超多層ろ紙を使った油こし器オイルポットです
奥さんが楽天市場で購入してから初めてコスロンの存在を知りました。
コスロンは揚げ物をしたあとの「油こし器+オイルポット」で、なんと25年間で110万個の販売実績だそうです。25年…そんなに昔からこんな便利な商品があったんですね。
ご家庭で使う場合でも十分経済的ですが、揚げ物を多く扱うお店には業務用がラインナップされています。お店で使う大量の油を再利用出来たらすごく経済的です。
コスロンのフィルターは200枚構造

コスロンのフィルターは厚さ3cmほどの白いドーナツ型で、なんと200枚が重なっている構造になっています。200枚を全部広げると一畳分の広さになるほどの総面積だそうです。
このフィルターを古油が通ることでキレイな油に再生できます。
コスロンのフィルターは油のニオイも取り除いてくれる性能も備わっているので、使い古した油の嫌なにおいの低減にもなります。
古油のろ過はトランス脂肪酸もしっかり除去してくれるとのこと。ドロドロやニオイも取り除いてくれて古油を捨てる必要がなく、新油の継ぎ足しによる油の使用量を減らせます。
コスロンフィルターの使用期限

こちらがコスロン専用フィルターの外箱です。ろ過紙は「1個で2~3回使用できます」と記載されています。しかし公式HPによると…
コスロンのフィルターには使用回数ではなくて使用期限を設けています。
1度使ったフィルターは、7~10日を目安に交換してください。
使用期限内は、汚れがたまるまで何回でも使えます。
引用元:コスロン公式サイト
と記載されています。揚げ物をする頻度(回数)にもよりますが、感覚的には1週間経過したら交換した方が良いです。
というのも、ケチっていつまでも古いフィルターを使っているとキレイにならなかったことがありました。その古油をまた新しいコスロンフィルターで通すとキレイになります。
つまり、1週間に一度だけ揚げ物をするご家庭よりも、頻繁に揚げ物をするご家庭の方がより経済的です。
コスロンの使い方は簡単!フィルターをセットして流し込むだけ
コロッケとポテトを揚げた後の油の状態

お見苦しくてすいません。
業務スーパーの冷凍コロッケとフライドポテトを揚げました。元々、コスロンでろ過していた油なので、焦げ以外はキレイなように見えますが、実物を見ると少し茶色く濁っています。
なにより焦げがたくさん残っていて、これを網で取り除くのは大変ですよね。
油はよく冷まして紙フィルターをセットする
コスロンは油をよく冷ましてから使用します。熱いと危険ですからね。
まずは白いドーナツ型のフィルターをコスロンにセットします。フィルターは上部底の中央に置いてから、ズレないように付属の重り(ピン)を置くだけ設置が完了します。
ドーナツ型フィルターがセット出来たら、金網型のフィルターを上部にセットして古油を流し込みます。
金網型フィルターで大きな汚れを除去

金網フィルターで流し込んだ古油の大きな焦げが取り除けました。ここまでは普通です。

金網で大きな汚れが取り除けても油に細かい焦げが無数に浮いています。この細かい汚れを手作業で取り除くのは困難です。
油に膜が張ったような濁りもあり、油の色が少し茶色くなっているのが確認できます。
待つだけでフィルターが油をキレイにしてくれる
あとはじっくり待つだけで、フィルターがほぼすべての汚れが取り除いてくれます。
200枚の超多層フィルターですので、なかなか下のタンクに油が落ちてきません。揚げ物の途中で油が汚れたからといって、ろ過しようとは思わないでくださいね。
※1時間以上は余裕でかかります。
コスロンでキレイになった油がこちら!

どうでしょう!かなりキレイになりました!換気扇のライトを消した画像がこちら↓

画像では分かりにくいですが、新油よりすこし茶色がかっています。超多層フィルターを通っても、さすがに新品の油のようにはなりません。
しかし、フィルター通過前と比べると汚れの取れ具合は一目瞭然です。焦げや油かすが取り除かれ気持ちよく再利用できますね。
さいごに
フィルター製造メーカーが本気で考えた「コスロン」の実力をお伝えしました。経済的に、そして健康的に揚げ物ライフを楽しみましょう。
