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車のエアコンは外気導入と内気循環のどちらを使うべきか?

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車のエアコンは外気導入と内気循環はどちらを使っていますか?

最近の車は「オート」にしていると自動で切り替えてくれるようになりましたが、手動の場合は適切に使用すると燃費の向上やエアコンのすっぱい臭い、カビ臭さの防止が期待できます。

外気導入と内気循環を理解してしっかり使い分けましょう。

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 外気導入と内気循環はどちらを使うべきか?

外気導入と内気循環はどちらを使うべきか?

安全面を考えると普段は外気導入を使うのが正解です

外気導入を自動車メーカーが推奨している

内外気切替スイッチの説明

内気循環は必要なときだけ使い、通常は外気導入を使ってください。内気循環で長時間使うと、万一、排気管に腐食や損傷による穴や亀裂が生じた場合、排気ガスによる一酸化炭素中毒や、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。また、ガラスが曇りやすくなりますので、内気循環で使用する場合は、A/Cスイッチを押して除湿機能を働かせて使用してください。

引用元:インプレッサスポーツ 取扱説明書 P495より

このように「通常は外気導入を使ってください」と車の取扱説明書に記載されています

内気循環の状態で排気ガスが室内に入り込むと換気不足となり、重大な事故につながる恐れも。特にマフラーの排気漏れは浄化していない有害なガスを含むので危険です。

道路の段差や凹凸で車の下廻りを擦った経験がある方は放置せず、整備工場でマフラーに損傷がないかチェックしてもらうことをおすすめします

外気導入と内気循環のメリット

外気導入のメリット

  • 外気を取り入れ換気効率が良い
  • ガラスが曇りにくい
  • エバポレーターやエアコンフィルターを乾かしやすい(カビの予防)

車内でタバコを吸われる方や食べ物や飲み物を持ち込んだ時、窓を開けれない状態でも外気導入は換気しやすいです。

そして、車内と室外の温度に極端に差がつきにくいのでガラスが曇りにくいメリットがあります。外気導入でもガラスが曇る場合は早めにデフロスター(曇り取り)を使用しましょう。

冷房使用時にエバポレーターが冷たくなると結露がでます。この結露した水分がカビを発生させる主な原因ですので、エアコンユニット内部を乾かす意味でも駐車中(車に乗らない時)は外気導入がおすすめです

具体的には、目的地に到着する前にA/CボタンをOFFにして、送風モードにするとエアコン内部を少しでも風で乾かせます。

外気導入 駐車中

エアコン使用中、風量調整(ファン)ダイヤルをOFFの位置にするとエアコンは止まります。このとき内外気の切り替えは、オート作動中の場合は外気導入に固定され、表示灯が消灯します。

引用元:インプレッサスポーツ 取扱説明書 P502より

インプレッサスポーツは、エアコンをOFFにすると自動的に外気導入になるように設計されています。

内気循環のメリット

  • 空気を室内で循環させるのでエアコンが早く効く
  • コンプレッサーの作動時間が少なく燃費の向上
  • 花粉、排気ガスなど車外のゴミや臭いが入りにくい

室内の空気を循環させるので、外の空気と混ざりにくくエアコンが早く効きやすいです。

エアコンユニットの外と繋がっている蓋を閉じるため、ブロア(扇風機)の風量がアップする効果も。

内気循環にすると室温を保ちやすく、燃費の向上が見込めます

その他にも、花粉や排気ガスなどが室内に入り込みにくくなるメリットがあります。

エアコンガスを圧送するコンプレッサーの作動時間が短くて済み、エンジンの負荷が減るので燃費が上がります。

外気導入にするとエアコンフィルターが汚れる?

外気に含まれている花粉やほこり、排気ガスを車内のエアコンフィルターでキャッチするので、内気循環より外気導入の方が早く汚れます

しかし、エアコンフィルターの一般的な交換目安は「1年経過または10,000km走行」のどちらか早い方です。内気循環のまま使い捨てのフィルターを綺麗な状態に保ってもあまり意味はありません。
※メーカーにより異なる

エアコンフィルターが汚れるから内気循環にするのではなく、道路状況により内外気を切り替えましょう。

基本的にはAUTOモードでOK

内気循環と外気導入で迷ったら、基本的にはAUTOモードで車にお任せしていればOKです。最近の車は自動的に切り替えてくれます。

花粉の時期や排気ガスが沢山出ているトラックの後ろを走る時などは、手動で内気循環と外気導入を使い分けると良いですね

そもそもカーエアコンはどうやって冷風と温風を出しているの?

冷風を出す原理は液化したエアコンガス(冷媒)を気化して周囲の熱を下げています。ヘアスプレーのガスが冷たいのをイメージしていただければ解りやすいかも。

エバポレーターというアルミ製の部屋の中でガスを解放すると、エバポレーター本体が冷たくなります。その冷たくなったエバポレーターにブロアファン(扇風機)で風を当てて冷風を出しています

温風はエンジンが熱くなりすぎないように循環させている冷却水を利用しています。

冷却水は熱いエンジンの中を通って熱を奪うので熱湯になります。熱くなった冷却水にブロアファン(扇風機)の風を当てて温風を出しています

カーエアコンユニットの全体図は株式会社デンソーのHPよりご確認できます。

>>デンソー、大幅な標準化を実現した新型カーエアコンユニットを開発~車種をまたいで搭載可能な、世界初のカーエアコンユニット~ | ニュース | デンソーグローバルウェブサイト

エアコンが臭いと感じたら

エアコンの臭いのイメージ

エアコン内部は結露が発生するため、どうしてもカビが発生しやすい環境になります。

カビが発生してエアコンの風が臭くなると、ディーラーや整備工場でエバポレーターの洗浄をしてもらうしかないのですが、車からエアコンユニットを取り外した本格的な洗浄は高額です。

ある程度、車に詳しい方であればご自身で簡易洗浄を試してみると良いですよ。僕が前にディーラーで働いていた時は、以下の様なスプレー式の洗浄剤を使っていました。

エアコンフィルターの装着口から、この洗浄剤をブロアの風にのせてエアコン内部に吹きかけます。エバポレーターの結露と一緒にカビや汚れを流す仕組みで抗菌効果が約1年間続く便利な商品です。

クイックエバポレーターシリーズは芳香剤のような匂いが強くて最初は心配になりますが、数分すると無臭になります。こういった簡易的なクリーナーを使うと、エアコンを分解することなく短時間で洗浄できます。
※ネット通販はディーラーで購入するより安いです

ちなみに、吹き出し口から注入するエアコン洗浄剤はおすすめしません。

なぜなら、エアコンユニットの構造を考えるとエバポレーターに洗浄剤が届きにくい(届かない)からです。そして芳香剤の香りで誤魔化していたり、抗菌効果がない物が多く消臭効果が持続しません。

さいごに

自分だけが車に乗っているならまだ良いですが、家族や友人が同乗している時にエアコンがすっぱい臭いだったりカビ臭かったら嫌ですよね。

室内環境や走行状況に合わせて外気導入と内気循環を使い分けると、心地良くより快適にドライブできます。

快適な室内空間を維持できるように心がけましょう。

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