フライドポテトはカリカリ派?しなしな(ふにゃふにゃ)派?
カリカリ派が圧倒的に支持されているそうですが、僕はしなしな派です。しなっとしたポテトを噛むと、“じわっ”とした油分と塩気を感じるあの食感が好きなので。
「全部しなしなのフライドポテトだったらいいのにな」
こんな夢を叶えるべく、色々と実験をしてみました。
今回は業務スーパーのフライドポテトを使って、しなしなに調理する方法をご紹介します。
フライドポテトをふにゃふにゃのしなしなに調理する方法
ファストフード店でフライドポテトを注文すると、少しだけ紛れている「ふにゃふにゃのしなしなした」ポテト。
全部あの状態のポテトで提供して欲しいと思う方も、いらっしゃるかもしれません。あのしなしなポテトの正体は何なのか?ということで自分で作ってみました。
業務スーパーのフライドポテトでふにゃふにゃを再現してみる
今回使用したポテトは業務スーパーの冷凍ポテト「French Fries シューストリングカット」です。内容量1kgでなんと200円弱。
冷凍されているので自分で調理しないといけませんが激安。
自宅で調理すると揚げたてのカリカリがすぐ食べれてすごく美味しい。しかし、今回はふにゃふにゃフライドポテトを目指します。
まずはカリカリフライドポテトにする
色々試して分かったのが「カリカリフライドポテト」が「ふにゃふにゃのしなしな」になることであの食感(美味しさ)が出ます。
最初からしなしなしていると“目指している食感”が出ません。そのため、まずは普通に調理してカリカリのフライドポテトを作ります。
袋の裏に170℃のたっぷりの油で凍ったまま「約2分半きつね色になるまで揚げる」と書かれています。
某ファストフード店でも揚げ時間が3分弱のようですので、この温度と揚げ時間がカリカリポテトを作るためにはベストみたい。
お料理が苦手な僕でも、簡単にカリッカリのフライドポテトが出来ました!このままでも十分美味しいのですが少し手を加えます。
蒸気と塩でしなしなに
蒸気と塩を利用して「ふにゃふにゃのしなしな」にします。
熱いうちにガラス容器に入れたのちに粗塩をふってラップで蓋をしました。蒸気によりフライドポテトが蒸されて、表面がふにゃふにゃになります。
そして粗塩によってポテト内部の水分を奪います。
野菜に塩をふると水分が出るのと同じ原理ですね。フライドポテトの表面をしなしなにして、内部に塩分が入ることで噛んだ時の塩気を感じることができます。
出来上がったふにゃふにゃフライドポテト
カリカリだったポテトがしなしなになり、ほぼ再現できました。
もっとやせ細ったしなしなポテトにするにはいくつかの条件があるようです。ポテトにキズがついていたり内部が破裂するような状態になるともっと油が浸透して、よりしなしなになると思います。
塩を多くかけたり、あらかじめ穴をあけるなどするとうまくいくかも。揚げ直しも有効?こちらは要検証です。
カリカリにする手順の逆で調理すると?
適温の油で短時間(3分ほど)揚げるとフライドポテトはカリカリになります。逆に低温で長時間揚げると「しなしなフライドポテト」が出来るのではないか?
どうなるのかを試してみました。常温の油に凍ったフライドポテトを投入して、ずっと弱火で加熱し続けます。
気泡が出てから15分ほど揚げ続けましたがず~っとしなしなの状態です。逆の手順で揚げると上手くできそうな気がしましたが、まったく別のモノが出来上がりました。
油で揚げるというよりも油で茹でた感じですね。
フライドポテトとは程遠くなりましたが、何かアレンジできそうな予感。茹で芋のような食感になり、芋の味をより感じることができます。
さいごに
ふにゃふにゃのしなしなにするには蒸気と塩が重要。内部からも水分を抜くとふにゃっとしたフライドポテトになります。
買ってきたフライドポテトをふにゃっとさせるには、霧吹きで少し水分を加えてラップをしたのちに電子レンジで数秒加熱すると良いそうです。
ポテトの細さや長さによってできない時があるかもしれませんが、業務スーパーのフライドポテトではほぼ再現できましたのでお試しあれ。