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ディーラーの試乗車を代車として使う理由は主に3つ

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通勤や仕事用として車を使用している場合は、車検や整備、板金修理などでディーラーに車を預けてしまうと困ります。そんな時に借りることができる車が「代車」です。

整備用の代車は新しい車から古い車まで様々な種類があります。できるだけご自身の使用用途にあったキレイな車を借りたいですよね。

しかし、ディーラーはレンタカー屋さんではないので、用意できる車種は限られています。

それにそもそもすべての代車が貸し出し中だったら、用意してくれた代車が自宅の駐車場に入らないサイズだったら借りることができません。

そんな時に試乗車として並べている車を貸して欲しいなと感じることもあるかと思います。今回は、ディーラーの試乗車を代車として借りることが出来るのか?

こういった疑問にお答えします。

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 ディーラーの試乗車を代車として出すことはあるの?

発売されたばかりの新型車を代車に出すことは難しいですが、ディーラーで試乗車を代車として出すのは一般的なことです。

試乗車を代車として出す理由は主に3種類あります。

  • 新車の納期がかかる
  • サービス代車(整備代車)の代わり
  • クレーム案件

ディーラーでは「新車の納期がかかる場合」と「サービス代車(整備代車)の代わり」として試乗車をお客様に貸し出すことが多いです。

代車は試乗車とサービス代車をメインで使いますが、すべて出てしまっている場合はレンタカーを手配したり、最悪の場合は「社員の自家用車(借上げ車)=営業車」を代車として貸し出すこともあります

※余談ですが、高級車を扱うディーラーは一般的なカーディーラーとは違い、試乗車兼代車として使用している傾向があります。

グレード違いや排気量違いまでを揃えていて、かなりの数の代車を所有している店舗が多いです。

新車の納期がかかる

新車の納期に数か月かかることは珍しいことではありません。

例えば、納期が3か月かかる新車を8月1日に契約して、現在乗っている車の車検満了日が10月1日ですと車検に間に合わず、一時的に車に乗ることが出来なくなってしまいます。

こういった場合は必要最低限の車検代を「ディーラーが全額または一部負担」をして車検を通すか、納期まで試乗車を代車に出すことがあります。

どちらにするかの判断は納期と車の状態によります。

サービス代車(整備代車)の代わり

サービス代車を誰に貸し出すかを予約で管理しています。1か月先まで予約が埋まっていることは日常茶飯事です。

サービス代車は整備用に、試乗車は新車の納期待ちのお客様用に、とは限らず新車の納期待ちにサービス代車を貸し出すこともありますし、逆に車検や板金修理に試乗車を代車として貸し出すこともあります。

代車の数には限りがあり、お店にあるものをお貸しすることが多いです。必ずしもお客様の要望に応えることができません。

クレーム案件

クレームの修理内容で怒っているお客様にボロボロのサービス代車を出すとさらに事態が悪化する恐れがあります。

自分に非がないクレームで出された代車がボロボロだと気分が悪いですよね。

キレイな試乗車に乗っていただくことで少しでも気分よくお帰りいただけるように、お詫びの気持ちと誠意を表しています。

なぜ試乗車を代車として出すの?

試乗車が駐車場に止まっているだけですと勿体ないです。

試乗車を最大限に活用する為に代車として出します。試乗車は比較的、新しい車が多いので新機能が搭載されている可能性が高いです。

新しい車の新機能を魅力に感じたり、新たな発見をみつけてもらうことが試乗車を代車として貸し出す目的の一つです。

乗っている本人だけでなく家族や友人、通勤で使う方は会社の人からも興味を持ってもらえるかもしれません。

試乗車を代車にするだけでも宣伝効果があります。

試乗車を代車に出したら試乗できない?

「試乗車を代車に出してしまったら、その車を試乗しに来た人が乗れないのではないか?」

このような疑問を持たれた方がいらっしゃるかもしれません。試乗車が代車に出てしまうと、もちろん、その試乗車には乗ることは出来ません。

新型車の試乗を希望する方は多いですが、発売から日が経った車を試乗したいという方は意外と少ないです

もし試乗したいというお客様がいたら、近隣店舗へ同伴してご案内するか試乗車を借りに行くことで対応します。

試乗したい車種があるのであれば、事前に問い合わせてからディーラーへ向かうのが確実です。

試乗車は誰でも借りれるの?

僕が勤めていたディーラーでは、基本的に新車購入時は除いて入庫歴がある(信用のある)お客様にしか代車を貸しませんでした。

どこの誰だかわからない方に代車を貸すとなると、持ち逃げされたり犯罪行為に使われるなどのトラブルの元となります。

契約書に必要事項を記入が必要

入庫歴があり、信用のあるお客様でも代車を借りる時は誓約書にサインが必要です。

誓約書の確認事項と記入内容(一例)
  • 事故・違反をした場合
  • 返却期日
  • 燃料補充について
  • 住所
  • 氏名
  • 電話番号
  • 免許証番号

誓約書には万が一、代車で事故をした場合の免責や交通違反をした場合の約束事が書かれています。

特に駐車違反は運転者が出頭しないと駐車違反の責任が車の所有者へ移ることになるので、不用意に代車を貸し出すことはしません。

ディーラーではいつ、誰に代車を貸し出したのかをしっかりと記録しています。

さいごに

意外と知らない試乗車の代車についてでした。代車はディーラーのサービス(善意)で用意されていて数に限りがあるものです。

代車用として用意している車から貸し出すので試乗車を貸してもらえる機会は少ないかもしれません。「代車がない=サービスの悪いディーラー」とは思わないようして下さいね。

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