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冷却ジェルマットと冷感パッドはどちらが良いの?違いとメリット・デメリット

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寝苦しい熱帯夜にひんやり感が気持ちのよい接触冷感系の寝具。

ニトリ、IKEA、カインズなど大手ホームセンターでも力を入れている人気商品で、エアコンが苦手な方でも快適で節電にも繋がるため、夏場に愛用している方が多いです。

冷感系の寝具は大きく分類すると、ジェルが入った「冷却ジェルマット」と特殊な繊維を使用した「冷感敷きパッド」の2種類があります。

この記事でわかること
  • 冷たさ(表面温度)の違い
  • 熱のこもり方の違い
  • 取扱いやすさ
  • メリットとデメリット

この記事では、どちらのタイプを購入しようか迷っている方に向けて、冷却ジェルマットと冷感敷きパッドの違いやメリット・デメリットをご説明します。

冷却ジェルマットは「京良 クールジェルプラス」、冷感敷きパッドは「接触冷感 レノ」を使用しています。

タップできる目次

冷却ジェルマットと冷感敷きパッドの違い

ウレタンマットレスの表面温度

まずは冷たさの違いです。

室温24℃、湿度50%、エアコン稼動無しの条件で、簡易的な折りたたみウレタンマットレスの表面温度は24.2℃。

にゃんすけ

ウレタンマットレスの上でジェルマットと敷きパッドの間に寝て、それぞれの表面温度(背中部分)を非接触温度計で測定しました。

  • 寝る前の表面温度
  • 10分・20分・30分後の表面温度
  • 起き上がってから5分後の表面温度

寝る前の表面温度

冷却ジェルマット冷感敷きパッド
21.7℃24.5℃

寝る前の冷却ジェルマットは室温の24℃から約3℃も冷たくて、さわると“ひんやり”を強く感じます。

例えると、夏場に日陰のフローリングやタイルを触っているようなイメージの冷たさです。

一方、冷感敷きパッドの表面はほぼ常温。しかし、手のひらで触ってみると不思議なことにひんやりします

接触冷感素材は素材自体が冷たいのではなく、体温の熱が生地に移動するので冷たく感じることができます。冷たすぎず、ぬるすぎず、優しいひんやり感で気持ち良いです。

「Q-MAX」という接触冷感の基準があり、数値が大きいほどひんやり感が強いです。

10分・20分・30分後の表面温度

10分・20分の時点で起き上がって瞬時に温度を測定しました。

経過時間ジェルマット敷きパッド
10分29.9℃30.2℃
20分31.4℃31.1℃

最初のうちは敷パットよりもジェルマットの方が、しっかりとひんやりを感じることができていました。

しかし、10分が経過してきたあたりから徐々にジェルマットが「ぬるい」と思うように。

20分後にはついに逆転。ジェルマットの表面温度が敷きパッドよりも高くなってしまいます

経過時間ジェルマット敷きパッド
30分33.8℃33.6℃

30分経過後はどちらもほぼ同じくらいの温度上昇で、徐々に体温に近づいていきます。

にゃんすけ

同じ33℃でも通気性がよく、最初の冷たさから徐々にぬるくなっていくこともあって、体感としては敷きパッドの方がすこし涼しく感じます。

熱のこもり方の違い

寝返りをして体と接触していない時の熱のこもり方(熱放出)に大きく違いが出ます。

経過時間ジェルマット敷きパッド
5分後30.1℃25.0℃

ジェルマットは熱をなかなか放出できず、温度の下がり方がゆっくり。敷きパッドは時間が経つにつれて、みるみるうちに温度が下がってきます

5分後にはほぼ常温に戻り、約5℃も差が開いてジェルマットはまだ「あったかい」と感じるほどです。

熱帯夜にエアコンを稼働しながら就寝するかどうかにもよりますが、一昨年の夏にジェルマットを使っていた時は、寝返りをせずに同じ場所にとどまっていると熱くなって不快でした。

にゃんすけ

個人的には敷きパッドの方が快適に眠れます。

最近では「塩入り」の冷却ジェルマットが登場していて、塩の成分が温度変化で液状から結晶化する効果で放熱しやすいそうです。

取扱いやすさの違い

冷却ジェルマットのパッケージ
クールジェルプラスの箱

取り扱いやすさはやはり、冷感敷きパッドの方が優れています。

冷感敷きパッドは布ですので軽々と持ち上がり、冷却ジェルマットはジェルの水分を含んでいて、めちゃくちゃ重たいです

メーカー、サイズ、ジェルの多さで異なりますが、「京良クールジェルプラス 90×180cm(執筆時 通販サイトで取扱い無し)」のタイプで約7kgもあります。

通販サイトの商品説明には、冷たさをアピールするばかりで”しれっと”重量を記載しているので、よく確認しておきましょう

にゃんすけ

年配の方が持ち運びするには、ちょっとしんどいと思います。

 お手入れのしやすさ

お手入れの方法
怪しいの日本語説明

ジェルマットはジェルの水分が漏れないように密封されていて、家庭用洗濯機やクリーニング店での洗濯ができません。

汚れた場合は中性洗剤で拭いた後にシャワーなどで洗い流してよく拭き、風通しの良いところで乾燥させるのですが、なかなかの重労働で億劫になってしまいます。

結局のところは「ファブリーズいいや」になりがちで、ちょっと不潔です。

カバーをしていても汗染みができてしまって見た目がよくありません。もし汗をかきやすいお子さんに冷却ジェルマットを買ってあげようかなと思った方は、その点を覚悟してくださいね。

冷感敷きパッドは普通に洗濯機で洗えます。(乾燥機不可)

まとめ

機能冷却ジェルマット冷感敷きパッド
冷たさ
放熱性×
肌触り×
重さ×
洗濯
耐久性
価格△~×

メリットとデメリットをまとめると、総合的には冷感敷きパッドタイプが良いです。初期の冷たさを求めるのであれば、冷却ジェルマットがおすすめです。

ただし放熱性、肌触りやお手入れのしやすさ、価格は冷感敷きパッドの方が良いので、扱いやすさは冷感敷きパッドが勝ります。

耐久性では、6年経ってもジェルの冷たさは変わりません。

にゃんすけ

しっかりとお手入れをすると、長く使えるメリットがあります。

敷きパッドは2年目で昨年のひと夏に5回ほど洗濯をしたところ、毛玉やほつれが目立つようになりました。

夏しか使わない物ですが、比較的安く販売されていて、複数枚購入してローテーションするか、2~3年に1度買い替えるくらいのペースで考えているのが良いです。

※この記事でご紹介した「京良 クールジェルプラス」は古い商品で、現在楽天市場のみ在庫です。冷却ジェルマットのご購入は最近定番になった塩入りをおすすめします。

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