
オートバックスでオイル交換をお願いしたいけど、どうすれば良いのか分からない。予約しないといけないのかな?料金や待ち時間はどれくらいかかるのだろう?
オートバックスでオイル交換をお願いしようと考えていても、初めて整備をしてもらう場所では受付等の流れが分からず不安です。
特にディーラーで車のことをすべてお任せしている人にとっては分からないことが多いですよね。
- オイル交換をしてもらう時の流れ
- 予約・当日作業は可能か?
- 料金や作業時間
- メンテナンスメンバーの特典
この記事を書いている僕は元ディーラー整備士です。
オイルの種類や作業内容についてはよく知っているのですが、オートバックスでのオイル交換は初めてで受付から引き渡しまでのシステムが分からず不安でした。
オートバックスでオイル交換を初めてお願いしようとお考えの方に向けて、この記事でご説明していきます。



車を受け取るまでの流れは簡単でした。誰でも理解しやすいように解説していきます。
オートバックスでオイル交換をする流れ
オートバックスでオイル交換をお願いする時の流れは次の通りです。
詳しくご説明します。
予約をするとスムーズ・予約なしでも受け付けてくれる


電話の他に、オートバックス公式サイトやアプリでもオイル交換の予約を受け付けています。
- オイルを購入
- 作業の予約をする
- 来店(入庫)
- 10~15分前にスタッフにお声掛け
ちょっと難易度が高いですね。
車に詳しい人ならどのオイルが良くて何リットル必要なのかを把握しています。しかし、車に詳しくない方にとっては「オイルに種類があるの?」といった感じかなと。



電話やメールでも予約可能です。もし不明な点があればオペレーターの人に聞いてみましょう。
「予約は面倒!手間!」なら当日に予約なしでも作業を受け付けてくれます。
実際に僕はネットで予約をするのが面倒で予約なしで来店しました。混み合っている可能性があり、あまりおすすめしませんが普通にオイル交換をしてくれます。
オイルの種類を決める


大きく分類すると、オイルは3つの種類があります(ガソリンエンジンの場合)。
- 鉱物油(コスパ重視)
- 部分合成油(中間)
- 全合成油(パフォーマンス重視)
全合成油はエンジンオイルとしての性能が良いです。
簡単にご説明すると、性能が良いオイルほど油の膜やエンジン内の洗浄作用が強く、摩耗防止などの観点からエンジン保護性能が高くなります。



フライパンを油の膜で保護して焦げや傷から守るようなイメージです。デメリットは鉱物油と比べて高額。
「0W20」や「10W30」と書いてあるのはオイルの粘度。
粘度の意味は色々とあるのですが、車のメンテナンスノートに書いてある数字と同じモノを選択すると間違いがありません。
- 数字が小さいとサラサラ⇒エコカー向け(抵抗が少ない)
- 数字が大きいとトロトロ⇒スポーツカー向け(熱に強い)
※寒冷地など地域の気温、エンジンの仕様などにも関係します。大まかにご説明すると上記のようなイメージです。
予約なしの当日作業なら店員さんと相談


もし予約なし(事前のオイル購入なし)で来店してオイル交換をお願いすると、どの種類が良いのかを店員さんが教えてくれます。



オイル交換をお願いします。



オイルの種類はどうされますか?こちらへどうぞ。
オイル缶を並べている棚からどれが良いのか説明を受けました。
店舗によって違うそうですが、壁にオイルの銘柄が書いた札が刺さっていて、札をレジに持っていくシステムもあります。
オイルの説明を一通り聞いたところで、今回はややお高めの「カストロールのEDGE」というオイルに決めました。
自動車メーカー純正オイルは意外と高いです。費用を抑えたい場合は安価なオートバックスブランドのオイルでお願いしましょう。
オイルの余りは持って帰るか処分してもらう


オイル缶は1リットル・3リットル・4リットル・20リットルの4種類が基本です。
オイルの量り売りをしていない店舗でオイル缶を購入する場合は使わなかった分が余ってしまいます。
4リットル+1リットルのオイル缶を購入(計5リットル)
↓
4.3リットル使用
↓
0.7リットルが余る
その場合は、店員さんに「持って帰ります」または「処分してください」と伝えることで対応していただけます。
持って帰って自分で保管しておけば、次回のオイル交換時にすこしでも役立ちますね。
ピット(工場)に車を移動する


受付(支払い)が終わって自分の番になると、店内アナウンスで「お車を〇番ピットまで移動させてください」とお知らせしてくれます。
ピットの場所は駐車場の看板の方向にあります。入り口はすぐに見つかりますよ。工場へ車を移動させるとピット付近で整備士さんが手を挙げて呼んでくれます。



整備士さんが呼んでくれるので店内アナウンスの「何番ピットへ」は分からなくなっても大丈夫です。一応覚えておきましょう。
ディーラーではリフトの位置まで整備士が移動させるパターンが多いと思います。初めての人はすこし戸惑うかもしれませんね。
作業内容の確認をして車を預けたらあとは作業が終わるのを待つだけです。
作業完了まで待つ


オイル交換が終わるまでは休憩スペースで待っても良いですし、店内をぶらぶらしても構いません。
もし自分の車の作業を見たい場合は、ピット付近の待ちスペースで見学するのも面白いです。


店内をぶらぶらしていて終始見ている訳ではなかったのですが、車体がリフトで上がっていませんでした。ここのオートバックスはオイルを「上抜き」していたと思います。
エンジンオイルの量を確認するゲージの穴にホースを挿してポンプで古いオイルを吸い上げながら交換する方法。残油が少なくリフトで車体を上げる手間やリスクが少ない。
ポンプで上から抜くとドレンボルト(オイル排出穴を塞ぐボルト)の閉め忘れがなくて安心。作業が完了すると、また店内放送で呼ばれます。今度はレジではなく工場へ向かいましょう。
整備士さんから作業内容の説明と書類の受け取り、オイル量の確認を一緒にしてピットに入った車を自分で出します。
ですので、ディーラーとは違って整備士が車を動かすことはないみたい。そのままお店から出ればオートバックスでのオイル交換は完了です。
オートバックスのオイル交換にかかった料金


ちょっと良いオイルの「カストロールEDGE」の場合は5リットル購入で7,806円(税込)でした。
オートバックスブランドの「スクープ」は4リットルで2,088円です。1リットルを足して(計5リットル)購入しても3,000円ほどです。
オイルの種類(4リットル) | 工賃抜き料金(税込) |
---|---|
スクープ5W30 | 2,088円 |
スクープ0W20 | 2,198円 |
モービルスーパー0W20 | 4,398円 |
カストロールマグナテック0W20 | 4,398円 |
※他にも種類があります。
モービルやカストロールのオイルはAmazonや楽天市場のネット通販で購入するよりも少し割高です。しかし、ディーラーと比べるととても安いです。
たくさんの種類の中から比較的安価なオイルを自分で選択できると、純正や高価なオイルしか選べないカーディーラーでオイル交換をしてもらうよりメンテナンス費用を抑えられますね。
メンテナンスメンバーの特典


- ウォッシャー液 点検・補充
- ワイパー交換工賃
- ワンコインメニューの工賃
- エンジンオイル交換工賃
- オイルフィルター交換工賃
- タイヤ空気圧点検・補充
- タイヤローテーション
- パンク修理
- バッテリ交換
- エアフィルター交換
※車種により工賃が必要になる場合があります
入会費が1,100円で継続費は550円。定期的に入庫する予定があるなら、これだけの特典が付くとお得です。
バランス調整は付いていないみたいですが、ディーラーでタイヤローテーションだけの作業賃は地味に高額。年に1回の作業だけでも入る価値があります。
気になった人は一緒に加入しましょう。ちなみにオートバックスにオイル交換をお願いしてから作業が終わるまでに掛かった時間は約30分でした。
平日の「待ち時間0分」の表示の時で約30分ですので、土日祝や混み合う時間帯はもう少しかかるかもしれません。
まとめ
オートバックスでオイル交換をお願いする時の流れをおさらいします。
- 予約または予約なしで来店する
- 店員さんにオイル交換をしたい旨を伝える
- オイルの種類(作業内容)を決める
- 作業の順番待ち
- ピットに車を移動させる
- 休憩スペースで作業の完了を待つ
- ピットで車を受け取る
最初は不安でしたがお願いしてみると簡単でした。
ディーラーは基本的に予約制です。急に時間が空いた時でもオートバックスは利用しやすいと思います。初めての人も利用してみてくださいね。



