スマートフォンが持ちにくい!手軽にホールド感を向上できるのが「スマホリング」です。
スマホリングの両面テープを取り付ける前に、取付面をキレイにするのは当然ですよね。しかし、「脱脂」が不十分ですとすぐに剥がれてしまいます。
なんとなく行ってしまう脱脂ですが正しくできてますか?この記事では、スマホリング(両面テープ)をしっかり貼り付けるコツをご紹介します。
スマホリングをしっかり貼り付けるコツ
間違った脱脂をしていませんか?
アルコールや薄めた中性洗剤で取付面を拭くと脱脂に効果的なのはご存知かと思います。
実は、アルコールや中性洗剤を含ませたクロスやティッシュで「くるくる拭いて終わり!」では不十分です。
正しい脱脂方法
- 脱脂剤を含ませたクロスで縦方向と横方向にまんべんなく拭く
- 浮き出た油分をもう一度脱脂剤を含ませたクロスで拭く
- 仕上げに乾拭きをする
まずは、アルコールや中性洗剤などの脱脂剤を適量含んでいるクロスやティッシュで、縦方向と横方向に脱脂したい場所をまんべんなく拭きます。
脱脂剤は油分を溶かしてくれる性質がありますが、この状態では溶けた油分が脱脂剤と混ざった状態になり浮き出た油分が残っています。
浮き出た油分をもう一度脱脂剤を含ませたクロスで拭くことで脱脂不足を防げます。
1回目に拭いたクロスを折り返すなど、2回目は違う場所で拭いてくださいね。水分が残っていると接着力が弱まりますので、最後はキレイなクロスで乾拭きをして完了です。
「くるくる拭いて終わり」では、汚れや油分が混ざり合った膜の上に貼り付けているのと同じなので、剥がれやすいという訳です。
しっかり十分に脱脂をしましょう。
両面テープを温めることでしっかり接着できる

上記画像は適当に貼って剥がしたスマホリングです。接地面の境目ができているので、両面テープ外側(赤丸部分)しか接地していなかったのが分かります。
つまり、両面テープ全体がスマホと接触できていなかったということ。まっすぐに見えるスマホリングの中央部分が実は凹んでいたのが原因で、すぐに剥がれてしまったのですね。
接着力を最大限に引き出すためにも両面テープ全体を接触させたいです。
対処法としては、両面テープをドライヤーなどで温めると簡単に解決できます。気温が低いと両面テープが収縮して固くなるので接着性能が低下してしまいます。
両面テープ全体を温めると柔軟性が出て、接地面の全体が接触しやすくなります。
貼り付け後の圧着をお忘れなく
両面テープ全体を接触させるために、スマホリングを貼り付けた後に「圧着」させます。
スマホリング全体を30秒くらい指で押しつけたままにすると効果的です。温めた両面テープが冷えて、また収縮しだす前に圧着していると全体がなじむので、接着力を最大限に発揮できます。
貼り付けを失敗してスマホリングを剥がしてしまうと両面テープの性能が落ちてしまいます。貼り付ける場所をしっかり確認して一発で貼ることを心がけましょう。
それでも剥がれてしまった場合は?
「無理にひっぱったわけでもないのに剥がれてしまった!」
そんな時は、そもそも接着力が弱い両面テープが使われていたか、スマホの熱で両面テープが柔らかくなり過ぎてしまったのかもしれません。
対処法は自分で強力な両面テープに貼り直しましょう。
ダイソーなどの100円均一ショップに超強力タイプが売っています。その中で「耐熱や屋外用」と書いてある少し厚みのあるものがおすすめです。
スマホの発熱に耐えて剥がれにくくなります。カー用品店やホームセンターでも売っています。
さいごに
せっかく買ったスマホリング(両面テープ)がすぐに剥がれてしまったらショックです。
十分な下処理と強力な両面テープを使用すると5年以上もしっかりと張り付いたままになります。ご紹介した手順は車のエアロパーツなど、絶対に剥がれてはいけない場面で使われる脱脂方法です。
スマホリングだけでなく、日常で使えるテクニックですので是非活用してみてくださいね。