憧れだったドラム式洗濯機。
賃貸なのでうちの洗濯パン(防水パン)は超狭くて、ドラム式洗濯機を設置するにはどう考えても入らない。横の内寸が550mmしかないのに足幅が580mmも必要なのです。
家電店員に「ご希望の機種は設置不可です」と言われても諦めたくない!そんな思いから洗濯パンのかさ上げ台を利用して無理やり設置しました。
この記事では、洗濯機(特にドラム式)の購入を検討しているけど、洗濯パンに入らなくて困っている・入るか心配な方に向けて、かさ上げ台を使って洗濯機を設置する方法をご説明しています。
かさ上げ台を使ってドラム式洗濯機を設置しました
設置したドラム式洗濯機がシャープのES-W111-SL。
この洗濯機は前足が572mm 後足が580mmのスペースが必要です。同じ容量はどのメーカーのドラム式洗濯機もだいたいこれくらいのサイズでした。
戸建てや一般的なマンションなら余裕で入ると思いますが、うちは賃貸なので内寸が足りず洗濯パンに入りません。
内寸が足りず入らない
うちの洗濯パンです。
内寸が縦720mm 横550mmですごく縦長になっていて、本来は90度回転させて横長で使うサイズの物だと業者の方が言っていました。
確かに横長にすれば洗濯機を置いても排水口を避けることができる配置ですね。
縦は全然余裕がありますが、洗濯機を設置するには内寸で横550mmを580mm以上確保しなければ入りません。
どうしてもドラム式洗濯機を置きたいので、かさ上げ台を使って洗濯機の足を置く場所を広げることにしました。
入らない場合はかさ上げ台を使って内寸を広げる
かさ上げ台の設置・組み立ては簡単でパーツを繋げてネジを締めこむだけです。
台をスライドさせて幅の調整や、かさ上げ台の足を伸ばすことで「台(足場)が高くなり洗濯パンを避ける」ようになります。
このかさ上げ台は「かさ上げ台の足」より「洗濯機の足を置く場所」が外に出ているので実質、洗濯パンの内寸を広げていると同じです。
かさ上げ台は同じ商品でも耐荷重によって仕様や値段が違うのでご注意ください。
かさ上げ台を使って洗濯機を設置する場合は、「洗濯機本体(MAXまで水を入れた時の重さ)+振動による荷重」を考慮して余裕を持った耐荷重のかさ上げ台を購入する方が安心です。
家電量販店は取扱っているかさ上げ台の種類が少ない(取り扱っていない)のでAmazonで購入しました。
Amazonは幅・耐荷重、冷蔵庫用にキャスター付きなど、たくさんの商品を取り扱っています。
ドラム式洗濯機をかさ上げ台の上に設置する
かさ上げ台を使うことによって横の内寸が585mmまで広がりました。それでも洗濯パンの内寸580mmが必要なところに、585mmの確保なのでギリギリです。
しかし、ギリギリでもかさ上げ台を使ってうちの超狭い洗濯パンにもドラム式洗濯機を設置することができました。
排水ホースが通る空間が必要なので、画像左の洗面台と洗濯パンがピッタリ引っ付いている配置だったら入らなかったところです。
それと水道の蛇口が高い位置にあって助かりました。
下の排水口が見えてしまっているので板などを使ってDIYで隠したいと思っています。(次の項目に追記しました)
排水口を格安で隠す方法
追記:100円ショップのSeriaでプラダンと園芸コーナーでみつけた発砲スチロールのブロックを使ってDIYで排水口を隠しました。
適度な寸法に切ったプラダンに発泡スチロールのブロックを貼り付けて、倒れないようにしています。排水口が見えているのと見えていないのではだいぶ印象が違いますね。
足元が隠れてカッコよくなりました。
プラダンが2枚とブロック2個を使用しただけなので、税込440円のわずかな出費だけで見栄えよく排水口を隠すことができます。
かさ上げ台を横から見た図
台の縁に洗濯機の足が乗っているように見えますが、洗濯機の足の下に滑り止めゴムが入っていて実際は縁に乗っていません。
しっかりと、かさ上げ台の上に乗っているので、ぐらつきもなく安定しています。
かさ上げ台を使っているせいなのか、ドラム式洗濯機の性能なのかは検証が出来ないので調べることができませんが、毛布などの大物をすすぎや脱水をする時に洗濯機が揺れます。
振動が心配なら補強で防振ゴムを敷くと良いです。
扉を開いても大丈夫
扉を開いた状態です。
壁と本体がギリギリの隙間で設置していますが、扉を90度開くことができました。ほぼ全開に近いのでこれくらい扉が開けばまったく問題ありません。
かさ上げ台でドラム式洗濯機を設置したまとめ
かさ上げ台を使って狭い洗濯パンでも無事にドラム式洗濯機を置くことができました。
計算上は洗濯パンに入るサイズでも賃貸は階段やドアが狭すぎて、そもそも家の中に入らない場合があります。設置場所の寸法だけではなく搬入経路の寸法もよく調べなければなりません。
どうしても入らない場合は、クレーンリフトを使って窓から搬入する方法もあるようですが、大がかりになるので手間賃が高額です。
ヤマダウェブコム(ヤマダ電機のウェブサイト)の大型家電の配送料金が書いてあるページです。
クレーンリフト搬入については特殊搬入の欄に記載されています。ご参考までに。
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