シャープの冷蔵庫 SJ-PW42A(SJ-PW38Aと容量違い)の冷蔵室が冷えない故障を修理してもらいました。
この記事では、冷えない故障の原因と修理方法をご説明します。
冷蔵庫が冷えないと困るので、修理してもらうまでの応急処置や保証が切れてしまっている場合に、自分で修理する方法としてご参考になれば幸いです。
シャープの冷蔵庫で冷蔵室のみ冷えない原因と対策
部品の脱落により、野菜室の奥にある冷気吸い込み口が塞がってしまったことが冷蔵室のみ冷えない原因でした。
冷蔵室が冷えない原因
一番下の野菜室の収納を取り外した状態です。
最大まで引き出して少し上に引き上げると野菜室を取り外すことが出来ます。案外重たいので落下して足を挟まないようにご注意を。
野菜室の天井にプラスチックのカバーが付いているので、ひっぱって取り外します。カバーを取り外すと、野菜室奥の上部に網目になった冷気吸い込み口が見えます。
画像矢印の部分です。
この白い部分が保冷用のアルミフィルムなのですが、本来、上に固定されている物が垂れ下がっていて冷気吸い込み口をふさいでいます。
この状態では冷蔵庫内で冷気が循環しません。
これが冷蔵室まで冷気が届かなくなって冷蔵室のみ冷えなくなる原因です。冷蔵室の下部(野菜室の上)は少し冷たさを感じていましたが、冷蔵室上段の棚はほぼ常温でした。
修理方法や対策
修理のおじさんが写真を撮る前に天井のプラスチックのカバーを取り付けてしまいました(泣)。
画像は修理が終わって、天井のプラスチックのカバーを取り付けた状態です。アルミフィルムの修理方法は2本の短いビスを使って固定しなおします。
一瞬で修理が完了したので、作業の難易度としては難しくなさそうな内容です。
応急処置としてフィルムを棒で上に押し上げて冷気が通るようにすると、しばらくは粘着力で固定できるかも。
よくある故障なのか?
修理にきていただいた人に「よくある故障なのか?」と聞いてみました。
答えは「よくある故障」だそうです。冷蔵室が冷えていない状態を確認し、真っ先に野菜室の奥を見に行ったので本当によくある故障みたいです。
個包装で2本しか入っていないビスをビニールから取り出していて、メーカーが「対策キット」として準備しているのだろうなと感じました。
本当に故障しているのか確認する方法
万が一、設定や勘違いが原因で冷えていなくて故障ではなかった場合は家電量販店の延長保証の内容によって、出張料を請求されてしまう可能性があります。
まずは下記リンク内の指示に従って自己診断をしてみることをおすすめします。
シャープの冷蔵庫は設定や庫内の場所にもよりますが、冷蔵室は約2℃~7℃が通常で、触ってみて明らかにぬるい(常温)の場合はすぐに故障と分かります。
冷えているのか微妙な場合は100円均一で温度計が売っていますので、温度計で計測してみると確実です。
それでも冷蔵室が冷えない場合は故障している可能性大
それでも冷えない場合は機械的な原因で冷却ユニットが故障している可能性が高いです。
今回のような、アルミのフィルムが垂れ下がって冷気吸い込み口がふさがっているのを素人が発見するのは難しいです。
正常な状態を見ていないので異常かどうかなんて判別できませんよね。
保証が残っていて明らかに故障だと判断できる場合は、ためらわずプロに修理をお願いした方が良いです。
高額修理なら買い換えも視野に
簡単に直れば良いですが、もし有料で高額修理になると修理するお金で新しい節電モデルの購入資金になる可能性が高いです。
修理金額や使用年数によっては、買い換えも検討した方が良いかもしれませんね。
参考価格>>Amazon:冷蔵庫一覧
さいごに
今回はヤマダ電機の無料長期保証により無料で修理してもらえました。
大手家電メーカーでもこんなアナログな故障をするのですね。メーカー保証だけでなく長期保証の大切さを改めて実感しました。
同じ原因の故障かもしれないので、冷蔵室のみ冷えなくてお困りの方は野菜室の奥を確認してみてください。
冷蔵庫の修理依頼から修理が完了するまでの、一連の流れはこちらの記事から順にご覧いただけます。