深夜ドライブは魅力がたくさん!誰もいない非日常的な世界、道が空いている、夜景が綺麗、新たな発見など、普段とはまた違ったドライブを楽しむことができます。
単純に運転を楽しみたい人にとって道が空いているというのは非常に好都合で、どこへ行くのか目的地を決めずに走り回るのも良し、夜景の名所へ向かうのも良し、ストレスが少なく遠くまでいけちゃいます。
何となく寝付けなかったり夜を楽しみたい時は深夜ドライブに出かけてみましょう。
この記事では、初めて深夜ドライブに行く人に向けて、楽しみ方や注意するべき点をご説明しています。
夜中に走る一人ドライブの楽しみ方
深夜ドライブの楽しみ方はたくさんあります。
- 幻想的な夜景
- 深夜ならではの光景
- ストレスの少ない運転
- まったり・ノリノリな音楽
- 休憩時の夜食
交通量の少ない道路を走っているとワクワクしますよ。
何気ない建造物を見る
撮影技術がないので上手に撮れませんが、普段は気にも留めない建造物は夜になると、日中とはまた違った見え方をします。
高速道路の無機質な高架、明るすぎない街灯、点滅する道路標識、誰もいない一般道…。
実物はもっと綺麗に見えていて、これだけでも何か余韻に浸れるというか、感慨深い世界に没頭できます。
ライトアップされた夜の名所と呼ばれるところまで行かなくても、よくある高層マンションですら深夜はキレイに見えます。
上から下まで規則正しく配置された照明を眺めながら飲むコーヒー。スタバみたいな“良いコーヒー”じゃなくて、自動販売機で買う缶コーヒーの方が哀愁漂います。
深夜の踏切は思っていたよりも明るく、「はよ電車通り過ぎろ」としか感じたことのない踏切もマジマジと見てみると面白い。
様々な色のランプが点滅していたり、電車の通り過ぎる轟音が怖くもあり新鮮でもある。
普通に生活をしているリズムでは見ることのできない、幻想的な光景は深夜ドライブの醍醐味です。
もちろん港や工場地帯、海岸沿い、山から見る街、空港、高速道路など、ライトアップされた場所も綺麗で引き込まれます。
普段は見れない夜間工事・訓練を観察する
昼間は交通量が多すぎるため、夜間に集中工事や訓練をしていることがあります。
大阪府と兵庫県を繋ぐ国道2号線では、左門橋防潮鉄扉の点検操作訓練が定期的に行われていて、4車線ある道路を赤い門で封鎖してしまいます。
この日はちょうど訓練の日で黄色いパトランプの道路維持パトロールカーが周辺道路に集結していました。
何をしているのか知らなかった(ただの工事だと思った)ので、封鎖される前に通り過ぎてしまい「非常に惜しいことをしたな」と後悔しています。
他にも、たまにテレビで見る新幹線の輸送や先導車が必要な大型資材を運ぶ貨物車など、深夜ならではの光景に出くわすことができるかも。
あらかじめ予定を調べて、大型物の輸送を見るために出かけてみるのも良いですね。
道路を独占した感覚で走行する
深夜は幹線道路でも交通量が少なく、誰もいないところを走っていると「すべての道路が自分の物になった感覚」に浸れます(言い過ぎ)。
真っすぐな道路で他の車両が見当たらず、全部青信号だと気持ちが良いです。
ヘッドライトで浮かび上がる白線を頼りに流れゆく街灯を横目に見ながら走ると、どこまでも行けそうな気がしてきます。
渋滞はほとんどないので、同じ走行時間でも遠くまで行けます。
運転免許を取得したばかりの人にも深夜ドライブは良いかもしれません。
「他車に迷惑をかけてはいけない」と心配になることはないし、誰にも見られていない。悠々と好きなだけ走り回れます。
深夜ならではのラジオ・音楽を聴いてドライブする
カーステレオから流れる深夜ラジオや音楽は運転を盛り上げてくれます。
ベタなところでは「オールナイトニッポン」。
関西に住んでいる僕は朝から晩までFM802で固定していて、日替わり24:00スタートの「土井コマキさんのMIDNIGHT GARAGE」「伊藤 政則さんのROCK ON」「JIROさん(GLAY)のBUGGY CRASH NIGHT」が好きです。
どの番組もパーソナリティのトークと音楽のバランス良く、深夜でも下ネタがないのが個人的に嬉しい。
特に深夜だけどテンションが高めな土井コマキさんの声が元気で聴いていて飽きません。
リスナーからのお便りにコメントをしたり、イベントの告知をしたりと、ラジオパーソナリティの人は頭の回転が速くてトークの勉強にもなります。
逆にラジオだと自分の好きな曲が選べず、トークより音楽に没頭したいと言う人もいると思います。
例えば、FM802は国民的な曲でも「アイドル系」は完全に排除していて一切流れません。
もし「自分の選んだ曲で走りたいんだ」という場合は事前に用意(録音)をしたり、サブスク(ストリーミング配信)に登録しておくことをおすすめします。
最近のスマホやカーナビはBluetoothを搭載しています。画面の指示に従いペアリングをすると簡単に「スマホ⇒カーナビ」に音楽を飛ばすことが可能。
カーナビが対応していない場合は、FMトランスミッター(ラジオ受信)やAUX等の有線ケーブルを使いましょう。
最近流行りのサブスクは自宅のWi-Fiで事前ダウンロードをすると、流している間のデータ通信がほとんどなくて安心です。
データ通信量の消費が心配でも、上手に使えば思いっきり楽しむことができますよ。
普通にCDを買うよりも安く、たくさんの音楽を聴けます。
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休憩に夜食を食べる
休憩で立ち寄る24時間営業の牛丼屋さんやラーメン店、コンビニで買うホットスナック。夜中に食べるとなぜか昼間より一層美味しく感じます。
「こんな夜中に脂っこい物を食べると健康に悪い!」と、思いながらも食べてしまう背徳感。ひとくち口に入れた途端に吹っ切れてすぐに完食です。
- こってりラーメン
- ねぎ玉牛丼
- フライドチキン
- 焼き鳥
- 豚まん(肉まん)
こんなの美味しくない訳がないですね。ソロドライブは好きなところに行けます。
夜空を見上げながらコンビニの前で食べる焼き鳥がまた美味い。一度にたくさん買うのではなく少しずつ買いながら夜中まで開いているお店巡りをするのも面白いです。
とんこつラーメンの一蘭は24時間営業。だいたいドライブルートに入っています。
「染み込んでやがるっ・・・!あ、ありがてぇっ・・・脂が出るっ・・・!うますぎるっ・・・悪魔的だーっ・・・!!」(茶番)
深夜ドライブの注意点
深夜のドライブは良いことばかりではなく、デメリットもたくさんあります。
交通量が少なく比較的自由に走れますが、困った時にお店が開いておらず、そういった意味では誰も助けてくれません。
夜のドライブで注意点をご説明します。
- 交通違反・事故に注意
- 寝不足・翌日がしんどい
- ご近所迷惑
- トイレ問題
交通違反・事故の対処が難しい
深夜の道路は自動車の流れが早めです。それに無謀な運転をする人や暴走族のような爆音で信号無視をしながら走る輩がいます。
車やバイクだけはなく、繁華街近くは酔っ払いのおじさんがふらふらと歩いていたり、誰もいないのを良いことに“ドアを開けっぱなしで路上駐車をしている車”なんてのも見たことがあります。
郊外では動物が出るかも。後輩は田舎道で鹿とぶつかって一発で廃車になりました。
真夜中の道路は日中とは違って「無法地帯かよ」と思えるほど危険がいっぱい。運転の練習に深夜ドライブが良いかもとお伝えしましたが、場所は選ばなければいけません。
深夜は多くのパトカーが見回りをしていて、幹線道路を走っていると何台もすれ違います。ミニバイクのおまわりさんも結構多くて、暗闇で後ろに付かれると気づきにくいです。
もちろん交通違反や“やましいこと”はしていないので捕まることはないですが、「100台いる中の1台」と「深夜の1台」では目の付けられやすさが違います。
例えば、何となく積んだままにしていた整備用の工具を「泥棒用の工具」と勘違いされてしまうかもしれません。
長い棒の正当な理由がない所持は「危険物」として扱われてしまいますし、高価な物は自分の持ち物なのに「盗難品」と疑われることも考えられます。
それに事故まではいかなくても、パンクやバッテリー上がりのような不慮の事態を修理してくれる整備工場は営業時間外で当然開いていません。
助けを呼べるとするとJAF
実際に何度もレッカー車を見るので、深夜でも出動回数は多いです。
テレビ番組の緊急24時みたいな出来事にはならないよう、安全運転で所持品には注意しましょう。
出発・帰着時にご近所迷惑
- キーレスエントリー(スマートキー)の「ピッ音」
- ドアの開閉音
- エンジン始動音
- 排気騒音
- 走行音
雑踏の中では上記のような音が鳴ってもあまり何も感じませんが、寝静まった時間の住宅街では、やはりご近所迷惑になってしまいます。
スポーツカータイプやマフラーのカスタムをしている人は大きな排気音が鳴り、他人にとってはやかましい(うるさく不快)です。
ご近所だけではなく出かけ先にも当然人が住んでいるわけで、特に真夜中の出発時と帰着時は申し訳なく思い、何度も深夜ドライブを断念しています。
我が物顔で走り回らないように心がけましょう。
頻繁には出かけられません。
寝不足必須!休日前限定で楽しもう
最初はワクワクしながら運転をしていても、中盤をすぎるとどうしても眠くなります。
お昼に活動をして本来なら寝ている時間を遊びに行っているのですから、当然といえば当然です。
居眠り運転をしないためにも眠気を感じたら休憩(仮眠)を取ったり、エナジードリンクのようなカフェインが多く含まれている飲み物で紛らわせる必要があります。
それでも寝不足には変わりがなく、帰ってきた時はすごく疲れています。翌日はほとんど寝ていることが多くて昼夜が逆転してしまうことも。
深夜ドライブは休日前でないと、とても出発できません。
トイレが少ない
長時間のドライブを楽しんでいるとトイレに行きたくなります。日中ならショッピングモールやホームセンターなど、買い物客なら誰でも使えるところがたくさんありますよね。
しかし、深夜は多くのお店がその日の営業を終了していて、ほぼほぼコンビニしかトイレがありません。
24時間営業しているコンビニがあるから大丈夫と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、遅い時間帯はトイレの貸し出しをしていないコンビニがあるのです。
- 防犯上の危険
- 不健全な使われ方をする
- 少ない店員で何かあっても対応できない
- 清掃の時間
こういった理由があるそうで、張り紙をしていたりなかには鍵をかけているところもあります。
ほとんどの場合はお願いすれば貸してくれるとは思います。が、もし臨機応変に対応してくれず「決まりは絶対!」という方針のコンビニだったら絶望的ですね。
楽しかった深夜ドライブがトイレ探しの旅になってしまう。
いわゆる「立ちション」はおまわりさんに見つかるとマズイですし、その場を汚してしまい迷惑です。
夜景に浸りながらコーヒーを飲むと“近くなる”ことが多くて、緊急用の簡易携帯トイレをいつもダッシュボードの中に入れています。
ちなみに100円ショップでも似たようなのが普通に売っていますので、必ずしもネットで買う必要はありません。
長期休暇で旅行などで渋滞した時のために何個か購入して車に乗せておきましょう。
※男女兼用の大容量タイプ(500cc~)がおすすめ
さいごに
深夜ドライブの楽しみ方と注意点をご説明させていただきました。
昼と夜で違った世界を見たり感じたりする経験は意外とストレス発散になります。好きな音楽をかけてノリノリで運転をすると楽しいですよ。
事前準備をして深夜ドライブに出かけてみましょう。
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