
暑くて寒くてキツイ!給料は安いし体力的にも限界。ノルマばっかり追及する会社(上司)にはもうコリゴリだ。整備士を転職するなら次はどんな仕事が良いのだろうか?
このような悩みをお持ちの方がたくさんいらっしゃるはず。
僕は会社の方針に違和感を持ちつつ、大手ディーラーに自動車整備士として14年間も務めました。のちにパワハラで心身の支障をきたして退職代行で脱出。
入社時に10人位いた同期も続々と退職していて、退職時には残り2人しかいませんでした。
みんな仕事のキツさと将来性、それに見合ったお給料が支給されないことに不満をもって辞めていったのだと思います。
すぐにでも辞めたいけど、新たにどんな仕事をしたら良いのか?向いているのか?ってことが分かりませんよね。
この記事では、元同僚と僕が自動車整備士を辞めて、どんな仕事に転職しているのかの事例をご紹介します。
自動車整備士が向いている転職先は?
事例1:医療機器のメンテナンス企業に転職


医療機器のメンテナンス企業に転職して成功した人もいます。
どのような機械かというと、放射線を使う医療機器で「レントゲンやMRI」がメインだそうです。
この仕事はちょっぴり難易度が高くて放射能に関する資格が必要だったり、患者さんがいない診療時間外(深夜まで)や休日に出張作業をすると聞きました。
外資系の企業なので海外研修が行われたり、英語(TOEIC)の試験があり、働きながら勉強をしているとのこと。
しんどいかと思いきや、彼(元同期)は旅行好きで英語にも興味があったから、仕事をしながらキャリアアップが出来ると喜んでいました。



こういうのが“天職”ですね。
しかも給料がめっちゃ良い!
中途採用でいきなり年収500万円をもらっていたので劣等感が半端なかったです。ちなみに彼が勤めていた外資系企業は、日本企業とは違って給料アップの交渉を自分でします。



TOEICの点数良かったし、先輩のサポートをめっちゃしたから給料上げてくださいよ~。



OK!ユーは頑張っているから来期の給料を上げようじゃないか!HAHA!
(※イメージ)
頑張っても頑張っても給料が上がらない整備士。頑張っただけ、しっかり反映されるなんて、やる気が全然違うと思う。
今日がんばった者…今日がんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ…!
※班長(カイジ)より
こういった話を聞くと、使い捨ての整備士をやってるのがバカらしくなりますね。「整備士で頑張っても一緒じゃ」と…。
待遇の良い会社はまだまだあると思うので、他に探す価値は十分あります。
事例2:他ディーラーや民間整備工場に転職





自動車整備士はもういいや。



車は好き。お給料が良くてパワハラがなければ続けているのになぁ。
自動車整備士を辞めたい人は、この2パターンに分かれると考えます。
全く別の仕事を探したいという人は違う分野に行けば良いですし、まだ続けたいという人は違う整備工場で働けば良いのです。
実際に、違う整備工場に転職した同期の整備士がたくさんいました。
有名国産メーカーだけでも「トヨタ・日産・ホンダ・スバル・スズキ・ダイハツ」がありますし、日本に進出している海外メーカーもあります。
自働車ではなくても、例えばフォークリフトなんかを整備している「トヨタ エル&エフ」という道もあります。
他には、クロネコヤマトや佐川急便の配達トラックの整備に行った人も。



休みが多くて給料めっちゃ良いらしいですよ。
現在の職場はイヤだけど、今まで身に着けた知識を活かせる自動車整備士の仕事は沢山あるのです。
給料が安い?パワハラ上司がウザい?じゃあ給料が良くてしっかりとした理念を持つ上司がいる「他のディーラー(整備工場)を探しましょう」というお話です。
そういう時は自働車整備士専門の求人・派遣サイトを使えば、整備士の資格を保有している意味があって、頑張りによっては高年収が目指せます。
事例3:車の部品屋に転職


車の部品屋っていうのは「内燃」とか「電気装置」とか「ラジエーター屋さん」のことです。
整備士さんなら外注でこういった業者と取引をしたことがありますよね。部品の構造や働きを既に知っているので、部品屋さんに転職すると即戦力になって重宝されます。
ご存知かと思いますが、仕事内容はリビルト品の作成や配達がメインで自動車整備士よりも肉体労働が少ないです。
卓上で細かな調整はあっても、重たい足回り部品を持ったり「訳の分からんことを言うクレーマー客」と話をする機会はほとんどありません。
大雑把な重整備や壊れてもいない車を定期点検するのがイヤ(向いていない)な人は、こういった仕事が向いていますね。
ただし、単価が安くて薄利多売方式ですので、お給料面ではあまりいい話を聞きません。



一長一短ってところです。
事例4:ロードサービスのレッカー作業に転職


有名なところではJAF
こちらも整備士は車の知識があり、仕事としては取っつきやすく即戦力です。むしろ経験者の整備士を歓迎していて転職がしやすいのがメリット。
基本的には待機と移動がほとんどで、体力面でも心配が少ないかもしれません。
バッテリー上がりでも「ジャンプスタートをして終わり」とか、冷却水が漏れているので「あとはディーラーで修理してもらってください」ってな感じで丸投げできて気が楽です。
しかも、困っている人を助けるのがメインなお仕事で、お客さんからは喜ばれることが多いはず。
転職した元同僚は物静かな人で、正直言ってコミュニケーション能力はなかったです。
だけど、レッカー車を使って移動してから「自分一人で救助する仕事」が向いていたから務まっているのだと考えます。
整備士の性格も人それぞれです。
しゃべりが上手くなくても、車の知識・技術を披露できる仕事はたくさんあるのだなと痛感しました。
事例5:主夫になる





この記事を書いているお前はどうやねん!?
と、思われた方もいらっしゃるかもしれません。
最後は僕の事例です。退職代行サービスで整備士を辞めた後に、奥さんの扶養になりつつ自営業の実家を手伝っています。
手伝っているというのが「本当に手伝っている程度」なので、整備士のお給料(ピーク時)から7分の1くらいの年収になってしまいました。
それでもなんとかやっていけているのは、やはり奥さんの“おかげ”としか言いようがありません。
突然仕事を辞めた人間だから言えますけど、「カバーしてくれる人がいないのに辞めるな」ということだけを強調してお伝えしたいです。
もし、親元を離れていて養ってくれる人がいない。配偶者がいない。収入もない。となるとマジで路頭に迷います。
ただし、ある程度勤めていれば失業保険からお金が出るので、すぐに転職しなくても大丈夫といえば大丈夫です。
「転職サポート」が付いている退職代行もあり、お問い合わせの時点で申し出れば相談に乗ってくれます。
もちろん普通に転職先を決めてから退職するのもアリです。
そして、主夫としてこうやって今も生活できているのは、運が良かったと思うこともあります。
- 実家が自営業だったこと
- 結婚をしていて共働きだったこと
- 奥さんや義父母が寛大だったこと
今のご時世はそういう時代になってきているのかもしれないけど、普通は「主夫になる」っていったら怒られます。
「退職したい」と言う時もそうですが、今でも奥さんから「離婚する」って言われないかビクビクしています。
※奥さんはこのブログの事を知りません
これが正しい道なのか、そうでないのかは分かりません。ただ、整備士を辞めた判断だけは正しかったと心から思っています。
さいごに
元同僚と僕の転職事例を5つほどご紹介しました。
裕福な暮らしを求めて就職した「自動車整備士」という仕事が散々だった。
今、本当に辞めたいとお考えのあなたは、待遇の良い会社を見つけて新たな道を進んでくださいね。きっと向いている仕事が見つかります。
この記事がご参考になれば幸いです。
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