高校卒業間際から専門学校に入るまでのわずかな期間ですが、ほか弁でバイトをして色々と学ぶことができました。
この記事では、ほっかほっか亭(ほか弁)でアルバイトをしていた時の体験談をお伝えします。
- ほか弁ってどんな仕事内容?
- ほか弁のバイトってキツイの?
- 時給は良いの?
これからバイトをしようと考えている人にとって、お弁当屋さんはどんな仕事をするのか気になりますよね。
お弁当屋さんの食材は「ほとんど冷凍」ですので、調理技術的なことは考えなくても大丈夫ですよ。ほか弁は一般常識と簡単な接客が出来れば誰でも働くことができます。
特に憎んでいるという訳ではないのですが、僕は「調理スタッフ」として応募したのに結局全部のことをやらされました。(笑)
詳しくご説明していきます。
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ほっかほっか亭(ほか弁)の仕事内容
ほか弁の仕事内容は主に3つです。
- 調理スタッフ
- レジスタッフ
- 宅配(配達)
冒頭でご説明した通り、「調理スタッフ」として応募したのに3つの仕事内容を全部こなしました。
それぞれについて詳細をお伝えします。
調理スタッフ
ほか弁は基本的にほとんどの食材が冷凍されていて、揚げたり・焼いたり・盛り付けるだけでお弁当が完成するような仕組みです。
唐揚げはもちろん、フライ系全般、玉子焼きだって冷凍されています。お米は無洗米を使っていて、窯に白米をいれて規定量の水を投入。あとは火をかけるだけ。
一部、ひと手間を加える献立があるのですが、ほとんどが簡単な調理で完成するので誰でも調理スタッフになれます。
調理スタッフの難しいところは、たくさんあるお弁当の中に入っている具材を覚えることです。
定番の「のり弁当」や「とりめし」などに上位版の「スペシャル(現在はミックス)シリーズ」があって、なかなか覚えることができませんでした。
いちいち他のスタッフに聞いていると迷惑ですし、作業が遅くなるのでお弁当屋さんでバイトをするなら記憶力が必要です。
もちろん、そのうち慣れてきます。あまり心配することはないですね。
レジスタッフ
レジスタッフは、お客さんから注文を聞いて調理場にオーダーを通すのがメインの仕事です。
お弁当が出来上がったら「〇〇をご注文の方~!」とお呼びしてお金を頂きます。レジのキーにラベルが貼っているので、レジ打ちに難しい操作はありません。
ぼそぼそ注文して聞き取れない人や高圧的なお客さんもいて、コミュ障の人には辛い仕事内容ですね。
正直なところ、僕はレジをあまりやりたくはありませんでした。レジスタッフはお金を管理します。重要な仕事ですので釣銭を間違えないように注意しましょう。
売上とレジのお金が合わないと、帰った後にオーナーから電話がかかってくることも。
お客さんの流れが途切れてお弁当の完成待ちになったり、宅配の電話がないとやることがなくなるため、比較的、楽な仕事内容です。
お客さんとコミュニケーションを取るのが得意な人には楽しい仕事だと思います。
宅配(配達)
お弁当屋さんは店頭販売だけではなく、お客さんの希望するところまで宅配することも多いです。
原付の免許を持っている人はバイクで宅配します。当時、僕は免許を持っていなかったので、自分の自転車で宅配をしていました。
1回に10分~15分くらいかけて自転車で走っているだけの時間が多く、体力に自信があれば誰にも合わずほとんど喋らずでめちゃ楽です。
ただ、今ならスマホで地図を確認できますが、当時はスマホがなく、地番や表札がないお宅が多かったのが悩ましかったですね。
あと、宅配は「注文してから30分以内に届く」が一般的な認識で、混み合っていて遅れる時に毎度謝るのがしんどかったと記憶しています。
1時間以上オーバーして到着した時に、お客さんがすっごい不機嫌そうにしていたことを今でも覚えています。
でも、自転車で走るのは好きだったので、ほか弁の仕事内容の中で宅配が一番好きでした。
ほか弁のバイトはキツイ?
ほか弁のバイトをしていて、キツイと思ったことはありません。むしろ楽な状況が多かったです。
お弁当の調理は簡単ですし、宅配中は気楽でした。なぜか毎週木曜日の夕方はお客さんが少なくて「何もすることがない」という場面が多かったです。
暇な時は掃除をしたり、チラシ折りをするだけで「楽に時給をもらえてラッキー」と考えていましたね。
やはり、お昼時や夕飯時のピーク時間は“戦場”なのでキツイと思うかもしれません。さばいても、さばいてもやってくるお客さん。
同僚や家族の分もいっしょに注文する人が多く、それに加えて宅配依頼の電話がジャンジャン鳴ります。
ピークを過ぎると本当にお客さんが来なくて、暇すぎて時間が経つのが遅くなります。お店側は忙しい時間帯に雇いたいと思っているでしょうけど、ラクしたいなら暇そうな時間にシフトを入れましょう。
バイトは気楽だけど、年配女性のオーナーはいつ会ってもヘロヘロでした。
もちろん、全てのことを統括してしないといけなくて、年配の方が立ち仕事のお弁当屋さんを営むことは体力的にしんどかったのだと感じます。
しんどそうにも関わらずオーナーから良くしてもらっていて、だいたい全部の仕事をやらされていても特に文句は言ったことがないです。
とはいえ、ほか弁で働いている人はおばちゃんばかりで、短時間のバイト(パート)では「体力面で心配」とは思わなくても大丈夫です。
ちなみに当時は高校生も応募できたので、学生さんバイトも多くて一応出会いはありました。
ほか弁の時給は良いのか?
僕が働いていた時は時給800円…当時でもアルバイト代としては高くない方です。
ほか弁の求人が多く載っている
「高校生からOK」となっているお店も多数あり、簡単作業で誰でも働きやすい環境は今も変わっていないようです。
当たり前なお話をすると、アルバイトは時給だけで決めてはいけません。何より他に働いているスタッフの人柄で仕事内容が「辛いか・辛くないか」が違います。
僕が働いていた時にお世話になったオーナーやパートのおばちゃんが良い人ばかりで、進学の為に短期間で辞めてしまったことを今でも申し訳なかったと思います。
時給だけにとらわれず、「どんな人が働いていそうなバイト先か」も考えつつ、どこが良さそうかを選んでくださいね。
さいごに
ほっかほっか亭でアルバイトをした体験談をお伝えしました。
どこでバイトをするのが正解か、ということはなかなか導き出せません。自分の性格や興味がある物事によって、その正解が変わってくるからです。
自動車整備士を退職した僕から一言いわせてもらうと、若い世代には色々なバイトを通じて「本当にしたいこと」を見つける経験を積み重ねていって欲しいです。
学生の方にもおすすめですが、特に主婦の方はお料理の延長線上で経験を活かせるバイトです。調理関係が苦でなければ「ほか弁」のバイトはおすすめですよ。
チラシや請求書の「封入バイト」も経験しました。下記記事もご参考にどうぞ。