ケーブルテレビのベイコムを利用して3年が経ちます。
最初の2年はベイコムつながるパック「NET30+ケーブルプラス電話」のプランに加入していたのですが、回線スピードが遅すぎたので去年から「NET160+ケーブルプラス電話」にプランに変更しました。
- ベイコムインターネットの実測回線スピード
- 実際に使っていて感じる不便さ
ベイコム(ケーブルテレビ)のインターネットはどれくらいのスピードが出るのかって気になりますよね。
そこで今回は、スマートフォンを使って「NET160プラン」でスピードテストをした実測値を公開します。ベイコムのインターネット回線を検討している方のご参考になれば幸いです。
ベイコムインターネットの通信速度(スピード)
コース名 | 月額 | 速度 |
---|---|---|
NET160 | 5,210円 | 下り160Mbps/上り10Mbps |
NET120 | 5,020円 | 下り120Mbps/上り10Mbps |
NET30 | 4,560円 | 下り30Mbps/上り2Mbps |
NET6 | 2,370円 | 下り6Mbps/上り256kbps |
※ ベストエフォート型(理論値)基本月額 2020年8月時点
(公式サイト:ベイコムNET)
特に30と6プランが絶望的で160や120にグレードアップさせても遅いです。なぜ上がり速度が遅いのかをベイコムに電話で問い合わせたところ「うちは上りが遅いのでアップロードやゲームには向いていません」と単刀直入に言われてしまいました…。
ケーブルテレビの特性で上がり速度は遅い
上がり速度が遅い理由はケーブルテレビの特性で、どのケーブルテレビ会社のインターネット回線を選んでも、どうしても遅くなります。(光プラン除く)
オンラインゲームやYouTubeなどで動画をアップした時にすごく時間がかかりましたので、もしケーブルテレビやケーブル電話が不要で光回線対象地域の場合は、間違いなく光回線に加入することをおすすめします。
実際にどれくらいかかるのかと言うと、例えば5分程度のゲーム動画をYouTubeにアップしようとしたところ10分以上もかかりました。
単純な計算で10分の動画だとアップロードに倍の20分。1時間を超えるような長時間動画なら1日がかりになるかもしれません。
ケーブルインターネットはほぼ工事不要で開通できるメリットはありますが、用途によっては使い物にならないです。
ベイコムNET160をスマホで実際に測定
測定した条件は以下の通りです。ベイコムNET160とauのLTEを使って比較します。
- 測定機種:Android GalaxyS9+
- 測定アプリ:Speedtest
- ベイコムWi-FiとauLTEを比較
- 日時:日曜日14時頃
- 建物:軽量鉄筋
- モデムから約2メートルの位置で測定
- LTEは窓側の位置で測定
au LTEで測定(下り)

まずau LTEで測定します。何回測っても下り150Mbps前後で結構優秀。
au LTEで測定(上がり)

auLTEの上りで20Mbps前後です。LTEの上がり速度はまぁそんなもんだと思います。
ベイコムNET160(下り)

ベイコムNET160の下りで50Mbpsに届きません。ベストエフォート160Mbpsの半分以下です…
ベイコムNET160(上がり)

ベイコムNET160の上りは上がり回線速度MAXの10Mbps近いスピードが出ました。MAXとは言えど10Mbpsは遅い。
回線 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|
au LTE | 154.75Mbps | 22.34Mbps |
ベイコムNET 160 | 47.90Mbps | 9.36Mbps |
計測日時(条件)によって異なりますが、ベイコムの回線スピードは上記のような結果となりました。
下り50Mbpsくらい出ていれば問題なくネットの閲覧ができます。が、上りは何度計測しても公表通りの数値でキッチリ10Mbpsくらいしか出ません。
Pingについて
pingを簡単にご説明すると「データを送信してから返ってくるまでの応対速度」です。
※数値が少ないほど入力してからの反応が良くて優秀
回線 | Ping |
---|---|
au LTE | 65ミリ秒 |
ベイコムNET160 | 27ミリ秒 |
Pingに関してはベイコムの勝利ですが、オンラインゲーマーならPingは一桁じゃないと意味がないそうです。
あまりにも応対速度が遅すぎると、ゲーム内のキャラがカクカク動いたりワープして表示されるので不利になります。
普通にスマホアプリのゲームをするのであれば、Ping100ミリ秒以下で20ミリ秒代でも60ミリ秒代でもあまり大差ないかと思います。
ベイコムNET30の時はもっと遅い?
ちなみにベイコムNET30に加入していた時は、だいたい「下り20Mbps 上り2Mbps」でした。必要最低限に近くて、動画視聴は“なんとか楽しめる程度”ですね。
ベイコムNET30を契約してオンラインゲームをしたり、混み合う時間に高画質の4K動画を快適に視聴するのは厳しいかと思います。
そもそも高画質動画を見ようとしても、設定で「高画質」の選択が出ません。
ベイコムNET160だと今のところ不便はないのですが、下り50MbpsでYouTubeのUHD動画(2180p)がギリギリ止まることなく再生できる感じです。
さいごに
ベイコムNET160をスマートフォンでスピードテストした実測値をお伝えしました。
ベイコムはネット回線のスピードが遅いのに料金が割高です。ケーブルテレビ&ケーブル電話を必要としない場合は思い切って光回線に加入した方が快適なネット生活を送れます。

例をあげるとauひかりは最大下り1Gbps(1000Mbps)の高速回線。一部地域で5ギガ・10ギガプランも出ています。
【月額料金割引+キャッシュバック実施中】GMOとくとくBBのauひかりキャンペーン
もちろん最大値なので実測値はもっと低くなるはずですが、ベイコムの最大160Mbpsとは比べ物にならないくらい高速です。
そもそも、光回線選びの基本はお使いのスマホキャリアに合わせた契約が最適と言えます。何故なら「スマホとインターネットのセット割」があるから。
そのため、もしドコモやソフトバンクのスマホをお使いであれば、「ドコモ光」や「ソフトバンク光
」にしないと月々の割引が適用されず正直言って損です。
他にも、定番のNURO光
は下り最大2Gbps圧倒的スピードを誇ります。速度重視の方で対象地域にお住まいならNUROが良いですね。
月額料金がベイコムより安く、さらに工事費をキャッシュバックするキャンペーンを基本的に実施しているので初期費用の心配もありません。
もし「ケーブルテレビが必要」「工事はちょっとな…」と言うことであれば、より高速対応のJ:COMのWi-Fiも選択肢に入れても良いかと思います。
ケーブルインターネットは配線が通っていれば1時間くらいの立ち会いで分配工事が完了。簡単に始められます。(※対象地域が限られています。詳細はお問い合わせください。)
J:COM TV