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ダイソーのダニ捕りシートの効果は?顕微鏡で本当にダニが捕獲できるのかを確認

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ダニは主に5月から7月にかけて繁殖して7月から9月に人を刺します。

この時期以外でも、家の中は冬でも暖房で暖かいですし、布団の中は汗で湿度が高くダニが発生する環境が整っています。暖かく湿度が高い状態では、いつでも繁殖可能なため、年中の対策が必要です。

現在、ダイソーで買えるダニ対策系の商品は「カンタンダニシート」「ダニ捕りシート ミニ」「ダニキャッチシート」の3種類です。
※カンタンダニシートについては、ダニを捕獲する為の物ではなく繁殖を防ぐものなので今回は省略します。

ダイソーのダニシートを3か月間ベッド(布団)の中に設置して、ダニチェッカーで本当にダニが捕れているのかを確認しました

この記事は、ダイソーで売っているダニシートの捕獲効果について検証しています。

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ダイソーのダニシートで本当にダニが捕れるのか?

ダニチェッカーでダニシートを確認している

ダニが捕れているのかを検証する方法はダイソーのダニシートを開封して、最大40倍率のでZOOM ダニチェッカー粘着シートをくまなく確認します。

ダニチェッカーは簡易的な顕微鏡で、スマホカメラで覗き穴から撮影可能です。自由研究等にも使えそうなツールで色んなところを覗いてみると面白いですよ。

それぞれのダニシートの外観はこちら。

ダニシートの外観

ダニ捕りシートミニが網目状(真ん中)。ダニキャッチシートが繊維をすり抜けて中に誘きよせる形(右)。

カンタンダニシートは2枚入りで、不織布のような触り心地になっていて誘発剤のニオイがキツイです(左)。

ダニ捕りシートミニを拡大表示

ダニ捕りシートを40倍で拡大した状態
ダニ捕りシートミニを拡大

40倍率で拡大してみると、細かい結晶がたくさん粘着シートに付着していました。この結晶はダニを誘き寄せる誘引剤です。

ニオイをほとんど感じず有害な物質は使われていないとのこと。ただ、誘引剤が粘着シートにたくさん付きすぎて粘着部分があまり露出していません

ダニ捕りシートでせっかくダニを誘き寄せても捕まえることができず、取り逃がしてしまう恐れがあります。

粘着部をひたすらダニチェッカーで確認したところ、ダニらしきものをやっと見つけました。

ダニ捕りシートミニのダニ捕獲数

ダニ捕りシートに一匹のダニが発見された

画像では見にくいのですが赤丸部分に半透明のダニらしきものがいます。

誘引剤とは明らかに違う形をしていて肉眼でよ~く覗くと、胴体に波状の切れ込みのようなものが見えました。(ほぼ見えません)

コナヒョウダニ

出典:アース製薬 ダニを知る

ネットで画像検索をして似たようなダニを探してみると、コナヒョウダニ(チリダニ)にそっくりです。

生息場所が「カーペット、ベッド、枕、布団、ソファーなど」となっているので、コナヒョウダニで合っている可能性が高い

ダニがいるダニシート

爪楊枝でダニがいる箇所を指しています。コナヒョウダニは0.3mm~0.4mmとかなり小さいので肉眼ではまず確認ができません。

ダニチェッカーを使い、ダニ捕りシートミニの全体をくまなくチェックして、ようやく見つけることができたダニの数が僅か一匹。

簡易的に確認しているので見逃しているだけかもしれません。しかし、パッケージのイラストのような「うわ~」なんてほどダニを捕獲できません。

「ダニ捕りシートミニ」の捕獲性能は、はっきり言って低いです

ダニキャッチシートを拡大表示

ダニキャッチシートを開封した状態
ダニキャッチシート

ダニキャッチシートをハサミで開封して確認します。

すると誘引剤が粉状でバラバラとこぼれます。これは「開けてはいけないやつ」です。もし開封するのであれば気を付けください。

ダニキャッチシートの特徴

誘引剤でシートの中にダニを誘い込み、シート内の粘着シートで捕獲します。

とパッケージ裏に書いてあります。粉状の誘引剤が粘着シートに付着してダニを捕獲できる可能性が低下するのでは

ダニキャッチシートの誘引剤

実際に粘着シートのおよそ半分以上が粉だらけ。

粘着シートの裏側は誘発剤が付着していないようですが粘着部の面積が狭いです

ダニキャッチシートのダニ捕獲数

ダニキャッチシートのダニが捕獲された状態

こちらも非常に見にくいのですが、赤丸内に斑点模様があるものが見つかりました。

ネットで調べるとハダニ類に近かったです。

ハダニ類
出典:東京都ベストコントロール協会 屋外のダニ

主に屋外のダニだそうですが屋内でも観葉植物から繁殖するとのこと。ただ大きさが全然違うのでダニではない可能性が高くなります。

これがダニではないとすると、ダニキャッチシートのダニ捕獲数はゼロです

そもそも粘着シートでダニが捕獲できるのか?

ダニ対策製品の研究開発をしている「日革研究所」によると、ダニは軽くて脚の面積が小さいので粘着シートにくっつかないとのこと。

その証拠に日革研究所がYouTubeに興味深い動画をアップしています。

粘着力が強そうなシートの上を本当にダニが歩いています。

ダイソーの粘着シートは粘着力が弱く、そして誘引剤が引っ付いていてダニの捕獲に全く適していないことが分かりました。

日革研究所のダニ捕りロボが効果抜群とのことですが、けっこうなお値段がします。それだけ「自信と効果がある」ということですね。

安物を買っても無駄金になるだけなので、ダニ対策をしたい人は信頼性の高い本当に価値のある物を購入しましょう。

>>日革研究所:ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット お客様の声

まとめ

ダイソーのダニ捕りシートの効果についてまとめます。

まとめ
  • ダイソーで売ってるダニシートに効果はない
  • ダニ対策はしっかりとした信頼性の高い商品を使う

ダイソーのダニ捕りシートで本当にダニが捕れるのかを検証したところ、見てわかるダニのような物は一匹だけしか発見できないという結果になりました。

見逃している可能性もありますが、100均の商品はダニを捕獲する効果はほぼありません。ご参考になれば幸いです。

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