ゴキブリ対策としてネット上で評価の高い「アース ブラックキャップ」。
昆虫全般の神経伝達を遮断するフィプロニルが配合された毒餌剤タイプで、食べたゴキブリはもちろん、巣にいる仲間までも撲滅することができます。
直接噴射する殺虫剤とは違い、毒餌剤を食べてもらわないといくら設置しても効果はありません。そのため、ゴキブリを引き寄せる誘引剤が使われています。
誘引剤で外からもたくさん集まってくるのでは?
このような心配をされる方も多くいらっしゃると思います。
まず結論からお伝えすると、外や隣家からゴキブリを引き寄せるほどの誘引効果はないです。定期的に取り替えながら4年以上継続して使っていますが、“あれから”は一度も現れていません。
つまり、ブラックキャップを設置したからといって逆効果になることはないのです。
- ブラックキャップは逆効果ではない
- 継続して使った効果
- 注意するべきこと(カビが生える)
詳しくご説明します。
ブラックキャップは逆効果ではない
アルミ袋の中に6個綴りになったブラックキャップが2セット入っていて、1つずつ手で切り離してゴキブリが通りそうな場所に置いていきます。
5つの成分が入った半生エサが使われており、「よく食べる」とパッケージに記載されています。
逆効果になるくらいゴキブリを引き寄せる(効く)のか、下記2点についてご説明します。
- 誘引剤のニオイ
- 効果のある距離
誘引剤のニオイは控えめ
ブラックキャップのアルミ袋を開けた瞬間は臭います。
クリーム色のチューブで絞ったような形をした誘引剤が入っていて、個人的にはバナナ風味のカロ〇ーメ〇トのニオイに感じました。
開封直後でも鼻から1メートル以上離せば臭わなくなります。
例えば、リビングにある家具の下なんかに設置して離れているとまったくの無臭。室内が誘引剤臭くなってしまうほどの臭いはありません。
つまり、それほど強烈な引き寄せ効果はなく、外にいるゴキブリまで誘き寄せてしまう心配はないです。
効果のある距離は半径1~2m程度
ブラックキャップのサイズは約44.5mmです。身近なものでいうと目薬とほぼ同じくらいのサイズですね。
Q 外や隣家からゴキブリを誘引することはないですか?
A ありません。離れても、薬剤から半径1~2m程度です。
引用元:アース製薬 ブラックキャップ公式サイト
小さな本体から発せられるゴキブリの好きなニオイは、せいぜい半径1~2m程度までしか届かないと公式サイトでアナウンスされています。
使い方としてはゴキブリが生息していそうな場所に10㎡あたり(畳6枚分)1~2個を置くと効果的です。
「その日から効く!即効退治」と書いてありますが、ブラックキャップを見つけて食べてもらうまでは、出会ってしまう可能性が十分にあります。
効果的な置き場所
- 引き出しの中
- 鉢植えのそば
- 冷蔵庫の下
- 流しの下
- 台所の隅
- 棚の中
ゴキブリは水や食べ物がある場所を好んで住みつきますので、上記のようなところに設置するとより効果的です。
見えないところで食べて、勝手にお亡くなりになって欲しい。
昔勤めていた会社では、ゴミ捨て場の中(産廃)がゴキブリの巣窟になっていました。
一番底のオイルだらけになった場所でも生きていて、20匹くらいがうじゃうじゃ動いていたのを今でも覚えています。
そういった集まっている場所や下水道から、たまたまはぐれた「迷いゴキブリ」はエサを求めて家の中に入ってきます。
人間が気付かない家屋の隙間や窓、エアコンのダクトなどから侵入してきて住み着いてしまうことも…。
ブラックキャップを継続して使った効果
では、ブラックキャップの効果はどれほどなのか?
現在住んでいる賃貸に引越しをする時に、約1万円を支払って1年間有効な防虫施工をしてもらいました(今思うとぼったくり価格)。
それから1年半ほど経った頃、洗面所にて連続で出現!
複数体が確認できたということは住み着いている可能性が高い…。
そこで、効果が高いとされるブラックキャップを置いたところ、それから一度もゴキブリを見ていません。「ブラックキャップの効果があった」と確かに感じています。
ゴキブリがいなくなる流れ
- 有毒エサを食べる
- 巣に帰る(遅効性)
- 1~2時間後:ゴキブリがそわそわしだす
- 3~5時間後:麻痺してひっくり返る(まだ生きている)
- 仲間に共食いされる
- 仲間にも毒が伝搬
- 家の中からいなくなる(ドミノ効果)
ブラックキャップの効果は上記のような流れであらわれます。
効果を目で確かめたい方は、ゴキブリを飼育しているユーチューバーさんの検証動画がありますので、ゴキ耐性がある人は見てみると面白いですよ(エサとして食べさせる)。
この記事でも埋め込むことはできるのですが、不快に思う方もいらっしゃると思いますのでやめておきます。
家にゴキブリが住み着いていたか見分ける方法
1年間設置したブラックキャップの誘引剤がかじられているかどうかで、家の中にゴキブリが住み着いていたかを確認できます。
- 誘引剤に凸凹がある(食べた):ゴキブリがいた
- 誘引剤がつるつる(食べてない):ゴキブリがいなかった
取替え時期がきて、新品と入れ替える前に中を確認しておいた方が良いですね。
うちの場合は、キッチンや洗面所、トイレ、洗濯機、冷蔵庫などの近くに設置していて、1つもかじられた跡がなかったです。
つまり、我が家では1年前からゴキブリがいなかったと言えます。最初に設置してから隠れていた巣のゴキブリも撲滅できた、と信じています。
今後は外からの迷いゴキブリが入ってこない限りは安心です。
カビが生えたら1年以内でも取替える
流し台の下など湿度が高い場所では、吸湿してしまってカビが生えることがあります。というより、かなりの確率でカビが発生します。
ゴキブリが出始める時期は4~5月ほどで、成長する前に置くように3月頃に置く方が良いと思いますが、大体みなさんは出現してから設置しますよね?
そうした場合、梅雨や夏の時期をまたぐことになり、湿度が高い日が続くと、環境によって「餌に1ヶ月ほどでカビが生える」状況になります。私は、こうしたことがあったので、メーカーに問い合わせてみました。
引用元:Amazon ブラックキャップカスタマーレビュー
すると、「カビが生えない使用にはしているが、ゴキブリは生ものを好むので完全には出来ない」とのことです。
カスタマーレビューではメーカーに問い合わせた人がいて、「完全な防カビ仕様には出来ない」との回答を受けています。
ゴキブリはカビも食べてしまうそうですが、カビで覆われているとさすがに誘引効果が薄くなると考えますので、置き場所によっては早めに取り替えることに…。
とはいえ、生ものだからこそしっかりと食べてくれます。
ネット上で大絶賛されているブラックキャップも、こういったデメリットがありますので、購入前に知っておいてくださいね。
さいごに
ブラックキャップの効果についてお伝えしました。
出来るだけたくさん置いて、ゴキブリが毒餌に出会わないと意味がないので1箱に12個も入っています。
通りそうな場所にたくさん置くと、1年後にどこに置いたか忘れるのでメモをしておきましょう。
我が家ではゴキブリ対策として効果がありました。万が一、壁伝いに歩いていた時を考えると、ゴキジェットみたいなスプレータイプも用意しておくことをおすすめします。
ダニ対策もしました。以下の記事もどうぞ。