2020年4月8日よりサービスを開始する楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)」。
※楽天アンリミテッドではないです。
先着300万名を対象に、プラン料金が1年間無料となるキャンペーンを打ち出して話題になりましたね。
まもなくスタートするのに「仕組みがよく分からん」ってことで、楽天モバイルの店員さんに色々と質問をしてきました。
新たに登場した「第4のキャリア」に興味はあるけれど、僕みたいによく分かっていない方もたくさんいらっしゃると思います。
この記事では、楽天アンリミットの中身をよく把握していないという方に向けて、キャンペーンの内容や使える機種などについてご説明します。
Q1.300万名にいつ頃到達しそう?
明日かもしれないし明後日かもしれない。といった具合のかなり濁した回答で、「今、お店で申し込んで欲しい」の空気が出ていたのを感じました。
※後日知ったことですが、到達まで全然余裕がありました。
楽天モバイルのお店でサービス開始前の申し込みをしても、結局は自分で開通作業(アクティベーション)をします。
店頭で申し込みをすると確認メールが送られてきて、ネット上で「機種の購入、本契約」を行い、郵送で機種とSIMを受け取り、自分で開通作業をする流れです。
もし確認のメールを無視すれば、申し込みはなかったことになります。
まだ迷っているけど、300万名の中に入りたいのであれば、本契約の入力を保留にした「予約状態」にすれば良いとも教えてもらいました。
Q2.手持ちの機種は使えるの?
楽天モバイルの店舗や楽天アンリミットのサイトで取り扱っている機種以外は、実際に開通作業をしてみないと、通信の規格が違うので使えるか分からないとのこと。
手持ちの機種を使いたい人は、4月8日以降に「使えた・使えなかった」をネット上で報告してくれる人待ちです。
もし使えそうなのであれば、SIMの差し替えだけで新たに端末を購入する必要はありません。
Q3.iPhoneは使えないの?
現状はAndroidのみが対象のサービス。スマホユーザーのおよそ半数の人がiPhoneを使っていて、利用者獲得に立ちはだかる大きな壁になりそう。
※「Rakuten UN-LIMIT」において、iPhone(iOS)は動作保証対象外となりますので、ご利用はお客様自身のご判断でお願いいたします。
引用元:Rakuten Mobile SIMカードを入れ替えてご利用いただける製品
「お客様自身のご判断」っていうのが微妙ですね。使えそうな書き方だけど、Rakuten Linkのアプリがダウンロード出来ないので、通話やメッセージが無料で使えません。
「iPhoneが使えるなら乗り換えた」という人もたくさんいると思います。
今後はアップデートで使えるようになるのか、新しく開発するのか、どうなるのか分かりません。今のところiPhoneは実質使えません。
※Rakuten Linkアプリの提供はありませんが、最近のiPhoneで「通話・データ通信・SMS(楽天回線)」が使えます。
▼手持ちのスマホが使えるかの確認はこちら▼
対応端末
Q4.楽天アンリミットは5Gを使えない?
楽天でも5Gのプランを取り扱うとのこと。でも、基地局の問題等で楽天アンリミットがバタついていて「どうなるのでしょうね?」とおっしゃっていました。
自粛の影響もあって、もしかすると開始が遅れるかもしれません。
現在、店頭や公式サイトで販売している機種は5G対応ではないです。「5Gを使いたい!」と思う人は、また対応機種に買い替えると勿体ないかも。
でも、今のところ5Gは大都市の駅前など、ごく一部エリアでしか使えません。
ドコモ・KDDIによると、対象エリアを広げて一般的に使われるまでに、5年以内を計画しているとされています。
まだ先のことですので、楽天のプランで6月に5Gがスタートしても、すぐに実用的にならないと考えます。
2~3年の周期でスマホを買い替えているのなら、”その次の購入時期”が5Gの普及している頃かもしれませんね。
Q5.楽天回線エリアから出るとどうなるの?
月に2GB使える楽天モバイルの「プランS」は、楽天会員なら通話10分かけ放題の1,480円(1年目)なので、正直なところ楽天回線エリア外で使おうと思うと微妙。
主にスマホを使う場所が楽天回線エリア外だと、通話以外で楽天アンリミットに加入するメリットは少ないです。
「データ通信の制限なし」が売りなのに、今はエリアが狭くて自宅がギリギリ入っていないのが悩ましい。
※現在はテザリング専用サブとして利用していて、データ通信量の節約に貢献してくれています。
これから1年で楽天回線エリアがどれだけ増えるのか。一番重要なところ。
もっと基地局が増えて、「どこでもデータ通信制限なし、テザリング無料」だと、ポケットWi-Fiが不要になるメリットは大きいです。
※一日10GBまで
Q6.楽天モバイルはどうなるの?
楽天回線エリア内ですと、2,980円で「データ容量制限なし・国内通話無料」ですので、楽天モバイルよりも楽天アンリミットを使う方がお得ですね。
問題は数年後にiPhoneが使えなくなるかもしれない点。
うちの奥さんは楽天モバイルSIMでiPhoneで使っていて「今後、楽天モバイルのプランがなくなるって聞いたよ」と教えてあげると、「iPhoneが使えないなら他社に乗り換える」と言っていました。
iPhoneを使っている人は、これからもiPhoneを使いたいですよね。
使えなくなると困る人が続出しますので、その時までになにかしらの対応をすると思います。あくまでも個人的な予想ですが…。
Q7.店頭に申し込みに来る人は多いですか?
近隣の店舗はすでにお休みになっていて、僕が訪問したお店も指示があれば、閉めなければいけないとのこと。
楽天モバイルの新規受付は2020年4月7日までで、旧プランをお申し込みの方は少ないともおっしゃっていました。
店員さんは、まもなくスタートする楽天アンリミットの「プラン・機種の説明と予約受付」に徹底しています。
さいごに
申し込む前に300万名に到達して一年無料のキャンペーンが終了してしまうと、通常のプラン料金(2.980円)が毎月発生します。
- iPhoneが動作保証対象外
- エリアがまだ広がっていない
- 楽天回線対応製品が少な目
この3つの制約に問題を感じなければ、楽天アンリミットはおすすめのプランです。
通信速度は「地域・建物内で実際に使ってみてどうか?」という点があるので、お試しで一年間を無料で使うのは全然アリだと思います。
現在、僕はauで毎月9,000円ほどを支払っていて乗り換えたいのですが、端末の残債がたっぷり残っています。
解約して違約金と機種割がなくなると痛く、新規契約にしようか迷っているところです。
GalaxyがSIMの入替えで使えることを確認してから、4月8日のスタート日に申し込もうと考えています。
